本と小学4年生。
2017.06.12 14:22
今の小学4年生は、小学2年生の時から
私に師事している生徒さんです。
彼女は実に本好きで、塾に着くとすぐに
お気に入りの伝記を読み始めます。
いや、本好きになったと言うべきでしょうか。
もともと本など興味を示さず、
お迎えの時間が遅くなったりした時は
ずっとソワソワして扉を開けたり閉めたり、
していたものです。
今日はたまたまお父様が本棚の本を
手に取られていましたので、
生徒さんが寄っていって、
「それ面白いよ!
私のオススメはエカチェリーナと杉原千畝!
ルイブライユもよかった!」
「え?エカチェリーナ?笑」
「マリーアントワネットも面白い!」
「ああ、その辺の本は大体全てもう読まれていますよ。
1回だけじゃなく、2回3回と。
伝記を気に入ってくださって嬉しいです。」
と、そんな会話をいたしました。
この子は国語が苦手でした。
何が苦手なのか、それは、文節感覚が弱かったり、
行を読み飛ばして何度も同じところを
読んでしまったりということが起因していました。
しかし、しっかり本を読み込むようになってからは
国語の授業が格段に取り組みが良くなり、
以前30分かかっていたものは14分で。
正答率も、元々8問あれば2問正解くらいでしたが、
今は6問正解、二つ△くらいの精度まで
高まって来ています。
誇張でも何でもなく、
やはり習慣的にやって来続けたことは、
どこかで転換点を迎えるものです。
総合力としてはまだまだ発展途上ですが、
なんか言葉もしっかりしてくるとともに、
何だか賢い言葉を使うようになって来たなぁと
そんな風に思うようになりました。