怒涛の感情の波【２】

普段は温厚で

わたしが出来ない事を責めた事は無いし

責めるどころか頑張らなくていいと言う若旦那君

出来ない事を代わりにやってくれても

恩に着せるような事も一切無かった彼が

何故か今回は違った

なんでダメになってから言うの？

我慢しないでダメになる前に言ってくれたら

俺だって余裕を持って対応できた

いくらなんでも急すぎるよ

もっと自分の体調管理くらいちゃんとやってくれなきゃ…

坊だって嫌がっても預けていいよ

チョコが看れないんだから…

なんで預けられないって思い込むの？？？

もっと早く言ってくれれば

会社だって当日欠勤なんかしなくてすんだのにもう…

文字にしたら

これの何が気に障ったの？と思う程、正論だね

だけどわたしにしたら

は？っていう感じだった

わたしはただいつものように

若旦那君に話を聞いて欲しかった

とりあえず悲しい気持ちや大変な育児の状況を

ただ聞いて欲しかった

そして思うように動けないつらい気持ちを伝え

大変だったねと労って欲しかった

とりあえず自分の気持ちをどうにかしたかっただけ

坊が保育園を嫌がり去年の９月から

ずっとわたしが看ている

その中でいろんな気付きがあったけど

わたしの体調は徐々に悪化してた

今年のお正月にはついに入院…

わたしは気付いた

坊と居るとストレスなんだなって…

もうわたしは限界なんだなって…

でも我慢した

良いお母さんやってたわけでも無いのに

それすらもわたしは出来ないの？

そう思ってずっとわたしなりに頑張り続けた

何を頑張ったというわけでも無く

わたしにとったら子供と１日中一緒に過ごすという事は

どうしても苦痛が伴ってしまう

坊が嫌いと言うんじゃ無く

子供という存在が苦手だからだ

だからひたすら耐え忍んだ忍耐の日々だった

わたしは忍耐が一番苦手で嫌いな言葉だ

それをひたすら頑張って耐えた

子供を看られないという強い劣等感

子供が苦手な事が

母親失格、女性としても失格という強烈な劣等感

その事に加え病気や障害で

家事すらままならないこの現状

病気と障害を抱えたわたしというお荷物が

子育ても出来なくてどうしようという焦燥感と

みんなに申し訳ないと思う罪悪感

若旦那君だって家族を背負って

ひとり頑張ってるんだから

わたしだってこの苦痛を耐えなきゃ…

ただただそう思って坊と過ごした

今までだって怠くて動けない日は度々あったけど

でも坊が良い子で静かに過ごしてくれたから

なんとかなってきた…

でも最近の坊のしつこさは尋常じゃない

精神をやられ

身体をやられた

４、５、６日は気圧がおかしかったせいか

雨曇りで急激に気温が下がったり

精神的にも参ってたせいか

体調は最悪だった

３日間、思うように動けず心が折れて

ついに限界が来た

弱音を吐いたら

上記の事を若旦那君に言われ

わたしは猛烈にひねくれてしまった…

正論で生きられる若旦那君といると

いろんな感情や思い込みの中で生きてしまう自分が

まるでバカみたいで

今までの無意味な頑張りなんか要らなかったんだな…と

今までの頑張った思いは何だったんだろう…と

そう思ったらわたしはひねくれてしまい

心の中で若旦那君のあら探しを始めた

そもそもこの現況の発端はあなたでしょ？

その張本人なんだから

わたしの愚痴を聞く責任があるんじゃないの？

わたしは病気や障害で

何かが出来なくなった事に文句を言われても

それが子供達ならなんとも思わない

だけどあなたは言える立場にない

だってその張本人なんだから！

急にダメになってもそれはわたしのせいじゃ無い

そういう病気じゃん！忘れたの？

急すぎる前もって言え？

何言ってんだバーカ！

当欠したくらいで文句言ってんじゃねーよ！

こっちは一生この病気と障害抱えて生きてくんだぞ！

わたしは散々心の中で毒を吐き

７日の夜なんてさっさと２階の若旦那君の部屋に引き籠り

そこでひとりで寝た

若旦那君からラインが来てたけど

当たり前に未読スルーしてやった

今月、一週目の名言名句

まさにこれを地でいってた日々だった

でもそれでも何か学びがあれば無駄じゃないと

わたしは思うね

続きは次回に…

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*ﾁｮｺﾐﾝﾄ*