Mi Notebook AirにM.2 SSDを追加しよう!
WindowsとUbuntuをデュアルブートするという小さな夢が叶いました。次はMacOS(旧OSX)とのデュアルブートまたはシングルブートです。
ただこの方法を使ってもいろいろな壁があるんですね。Mi Notebook Air 13の場合、1つはSSDです。読み600MB/s以上の実測1570MB/s前後とNVM Express (NVMe) という規格の高速なM.2 SSDが挿さっています。なんだか格安そうな名前ですがとても高価です。
Macbookでも2016年のモデルから使われ始めています。しかし使うにはどうやらSSDごとに違うドライバーを用意する必要があるようです。一応元となるというか参考になるコードは誰かが上げてくれているのですがハードルが高そうだったので諦めました。
なので…ドライバのいらないPCI Express (PCIe) 規格のSSDを追加することにしました。というかMi Notebook Airの2スロット目はPCIeのSSDしか認識しません(笑)。まぁ使えなくてもDドライブになるし…ね。
・・・・・ 準備 ・・・・・
で、購入したSSDはWestern Digital(WD)のM.2 Blue 500GB SSDです。
WDのHDDやSSDには色で強度(寿命)や速度などを見分けられるようにしており、それによって使う用途も分かるようになっています。
これはHDDの場合ですが色で使いみちがわかるようになっているのがわかると思います。
M.2 SSDではHDDではBlueと統合したGreenが復活しGreen、Blue、Blackというラインナップになっています。
・Green
省電力
120/240GB
最大 読み/書き 540/465 MB/s(240GB)
・Blue
250/500GB/1TB
最大 読み/書き 545/525 MB/s(500GB/1TB)
・Black
NVMe256/512GB
最大 読み/書き 2,050/800 MB/s(512GB)
まずBlackは無理です。となるとGreenかBlueですが容量と価格で釣り合っているのは…Blue 500GB(主観)。Amazonには512GBのちょっと安めなのがありましたが…知らんメーカーなのと安いといえど約2万は挑戦できません…。同じ約2万なら有名所で。保証もあるし。
あとネジ。これは開けてから気づきました。なんとスロット2にM.2 SSDを固定するネジがありませんでした。ネジのサイズは皿ネジ M2×3です。ヨドバシでM2×3.5を購入しましたが惨事が起きましたのでAmazonや楽天で買いましょう。
あとは裏蓋を開けるドライバーが必要です。T型でサイズは4です。「ドライバー T4」と検索するといっぱい出てきますね。ヘラがついているやつを買いました。プラスドライバーは小さめなドライバーですが百均に山ほどありますのでそちらを使います。
・・・・・ 取り付け ・・・・・
端の8つのネジを取り外します。
すべて取ると長い?ネジが5つ、短い?ネジが3つ、ゴムが足1つとなります。
なかなか知ることができないノートPCのバッテリー情報が判明しました。
・型番:R13801W
・定格電圧/容量:3.7V/5107mAh 39Wh
・充電時最大電圧:8.7V
・製造地/メーカー:中国/LG Chem, Ltd
探してみましたがバッテリーの一般販売はしていませんでした。
SSDはMZ-VLV256HCHPで型番からSamsungのSSDということがわかりました。米Amazon で約1.4万円で販売されていました。日本ではバルク品で約2.8万円でした…
そしてスロット2にはネジは付いていません…
で、SSDを挿してネジ止めしようとしたとき惨事が起きました。
ネジは入りましたがSSDを留めてくれませんでした。(基盤にM2XL3と書いてありますね。)
今回購入したネジは大里のJO-097です。ヨドバシで注文したら10本入りが5袋届きました。商品名にも説明にも書いてあります。
左が買ったネジで右がスロット1についていたネジです。
並べてみると頭部が全然小さいことがわかります。いい感じの皿座金(ワッシャー)があればいいのですが…と家の中を探し回っていると出てきました。
これは壊れたiPhone 4Sを分解したときに
画面を固定していた横についていたネジと皿座金です。
直径は外:約3.5mm、内:約2mmです。
この皿座金を買ってきたネジに入れて頭部の大きさを補完します。0.5mm長いのでちょっと厚くなっても問題ありません。
無事留めることができました。
蓋を閉じるときも慎重にやらないとツメが折れます。
・・・・・ 動作確認 ・・・・・
取付作業が終わったらとりあえずWindowsを起動します。
まだこの時点ではエクスプローラーでは使えないので、スタート右クリック→ディスクの管理で取り付けたSSDにパーティションテーブルを作ります。
ディスク0が未割り当てになっているので右クリック→新しいシンプルボリュームでSSDをフォーマットします。形式は一般的なNTFSにします。
30秒くらいでフォーマットを終えて使えるようになりました。
容量は500GBをWindowsで使う場合は約465.66GBで、このSSDでは465.63GBとちょっと少ないですが正常値といえます。465.66GB = (500*1000^3) / (1024^3)
- 補足:この値はフォーマット時のアロケーションユニットサイズを変えると若干ですが変わったりすることがあります。アロケーションユニットサイズとは情報処理などで言うところの「クラスタ」のことです。さらに小さい単位は「セクター」と呼ばれます。これをいちいち気にしているとストレスが溜まるので基本的には標準値でいいです。
試しにSSDの読み書きのスピードテストを行ってみました。
・Cドライブ(もとから挿さっていたNVMe SSD)
・Dドライブ(追加したPCIe SSD)
やっぱりNVMeのSSDには敵いませんね。ただ、書き込みに関してはPCIeのSSDがやや勝っているという感じです。PCIeのSSDというかWDのSSDが、かな?
さてMacOSはインストールできるのか、できても使えるのか…
・・・・・
今回はこれで以上です。