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kojinkai

自習に来た生徒@小6

2017.06.13 14:33

小学6年生が自習に来るなんていうのは

実に久しぶりのことでした。


2年目の小6は”週9回”も来ていたくらいでした。

土曜日は習い事のために2回塾を抜けていたからです。


あの時は男の子ばかりで完全に部活でしたが、

失敗というか、見識の甘さは、

「結局勉強は家でやるものだ」ということを

教えきれなかった点にあったと思います。

私も当時は24歳。

共に過ごした時間の長さや密度が

子どもを成長させていると錯覚している

時期でもあったわけです。


私と一緒にいる時間はドーピングのようなもので、

結論として、一人で戦う時間が必要なのです。

重大なことを学んだ年でもありました。


だから、近年は積極的に自習しに来いとは言わず、

淡々と課題を出す日々が続いていたのでした。



久々に来た6年生の学習する横では、

同じ学校の縦割り班の後輩が補講を

受けているところでした。


普段学校では掃除を一緒にしたり、

遠足に一緒に出かけたりという仲ですが、

こうやって同じ空間で勉強していると

お互いに不思議な気持ちになったようです。


そして、やっぱりというか、

6年生の子はなんだかんだ面倒見がいい。

時々生意気なところもありますが(笑)、

しかし素直ですし、叱るとがっつり響きます。

そういうところがいいなぁといつも思っています。



志望校もはっきりと定まり、

夏に向けての調整がスタートされています。


”初めての形式”に弱く、それで来られたら

情報を処理するのに手間取ってしまうというのが

彼女にとっての弱点であることはすでに把握されており、

それが克服された段階ではパフォーマンスを

きっとあげて来ると思っています。

つまり、いろいろな形式に慣れることが、

彼女のこの半年ちょっとの目標です。


だから、なるべく同じ問題集を何度も解くのではなく、

薄い問題集でいいから違う聞き方、違う形式の

問題集をいっぱい解くということに尽きます。

じっくり全体を見渡し、何を言っているのか、

何を聞きたいのかを把握するのです。



それぞれの生徒にとって必要なことは違い、

今年の6年生も独特でやりがいがあります。


あと半年ちょっと、頑張り抜いてほしいものです。