AC-2
ブランド:オールデン
モデル: マホガニーNST (製造番号: 7C)
型番:D7601
色:マホガニー
素材:コードバン
ラスト:プラザラスト
サイズ: 9 1/2 E
ホーウィンのニックから聞いて、未だにマホガニーが作られていることは知っていました。それでもごく少量だとの話から、てっきりオールデン以外のところに卸して、靴以外の用途に使用されているものとばかり思っていました。
そもそもマホガニーは往年の名作、AF1に使用されるなど、2003年頃にオールデンで廃版になるまで最もゴージャスなコードバンとして人気のカラーでした。赤味があって実に美しいその色合いに、レアカラーの中でも最もレアなコードバンとして存在していました。
そのマホガニーが廃版になる2003年ラベロがリリースされ、やや赤味を帯びた薄こげ茶のその色合いは、時に濃いこげ茶、またウィスキーのように薄い茶色まで個体差が大きいのが特徴ですが、今でも人気のレアカラーとして継続されています。それから約15年近く、私はてっきりマホガニーに代わってラベロになったんだと思い込んでいました。
そのマホガニーが、一体誰がこんな美しい靴になって復活されると想像できたでしょうか?事実これがインスタに登場した日、私は相当な衝撃を受けました。こんな美しい靴は見たことがない、というよりもマホガニーという時点でにわかには信じることができませんでした。それから数日後、まさか私の元にこの靴のオファーが来るとは。。。実際に手元に届くまで、とても信じられませんでした。。。笑
それにしてもこの素晴らしさは果たして画像で伝わるだろうか、と思うほどです。まず艶がすごい。。。コードバンは、どちらかというとエナメルのようなテカテカな艶ではなく、つや消しっぽい艶感です。確かにクリームやワックスを塗り、磨きをかければツヤツヤにはなってきますが、これは何もしなくても既にツヤツヤです。笑
そして透明感がものすごいです。以前もウィスキーのブツブツは良いコードバンの証拠であるとご紹介しましたが、もちろんこれもブツブツがあって光に当てると透き通って見えます。そしてシミや色むらは皆無です。
真っ赤に見える時もあれば、茶色がかったピンク色に見える時もあり、光の加減でその美しさを楽しませてくれます。
ちなみに、到着してから箱を開ける瞬間、息を殺して取り出してみましたが、夕方なのが悪かったのか、以外と茶色く見え、一瞬焦りました。笑
AC-1と並べてみましたが、こうして改めて見ると、甲乙つけがたいですね。。。AC-1も非常に美しく、カッコ良い靴です。こんな素晴らしい靴を二足もオファーしてもらえるなんて、本当に幸せだと思います。
それにしても、次のモデルは一体どんな感じになるのでしょう?Alden Styleさんのブログにも紹介されている通り、これを超えるモデルはまったく想像ができません。。。
ここまでカッコ良い靴を二足続けてリリースされると嫌が応にも次回のモデルを期待してしまいますが、また次もゲットできると嬉しいですね。。。笑