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kojinkai

節という考え方@中3英語

2017.06.13 14:55

中3の英語は、もう文節指導ばかりやっている。

基本の S,V,O,Cや、場所、時間を表す文節などと言った

ごく基本的な事柄が中心だったが、

今日はUnit2の内容において副詞節という考え方を

追加して指導を行った。


まあ、中2までで感覚的にやって来たことに

名前をつけて文のつながりを整理したに過ぎないが、

その時にこんな話をした。


「分かるということは、名前を

つけられることに近い。

例えば君たちは副詞というのが未だに

一向に分かっていない。

君たちは、たった一文節に名前も

つけられずに英語をやっている。

それってどうなんだね?」


英語は得意だという子たち相手に

いちいち耳の痛いことを枕において、

話を進めていく。


彼女らは学校の授業を聞かなくても

自力で訳を構築できる。つまり、

感覚的な理解は整っているのだ。

しかし、未だに不定詞の用法を聞くと

私から目を背けるのだ。

それは、文節の分類についても同様なのだ。



しかし、続けて来た甲斐はあった。

正しく文節を切り、分類までを9割がた

完璧にできるようになったのである。

3週間くらいかかったけれど、

時間をかけた甲斐はあり、生徒たちは

訳がしやすくなったと絶賛している。

そりゃそうだ、教科書英語の型など、

実に定型的なものが多く、大抵は

同じパターンなのだから。


週に20分しかしていないが、

この授業のために通いたいという子もいる。

ただし、私はこんなことには20分しか

かけるつもりはない。


教科書を心底理解した後は、文法書を

しっかり連打することだ。

もともと自分にあったズレをちゃんと

修正し続けることなのである。


簡単でいい。

むしろ、簡単なものをより深く分かることが

応用力を鍛えていくための礎になり、

受験直前期に爆発するものなのである。


基本は、繰り返すのもそうだが、深める方が重要だ。

もっと原理的に。