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Kaleido Square Magazine

「村上の魅力」の発信地でありたい。笑顔と情報が集う場所 《 Dayis(デイズ) 》

2021.12.10 01:00

地域の食材や文化・伝統・人を大切にしているお店

――どんな商品を扱うお店か教えてください。

鈴木 こだわりのコーヒーや幻のソフト「ロイヤルスウィートバニラ」、オリジナルガレットや地域食材を使った料理を提供しています。また、私の実家である「鈴木豆腐店」の豆腐を販売しています。カフェですが、本格的な麻婆、湯豆腐、冷ややっこなど、お豆腐屋さんならではのメニューもあるんですよ。

――お店を始めたきっかけは何ですか?

鈴木 地域には食材や文化、伝統、人など宝物がたくさんあります。それらを発信しようと2017年に起業しました。宝でありながら、中にはスポットを浴びることがないモノもあります。それらが埋もれて消えてしまう前に、誰かが伝えていかなければいけないという想いがありました。


――将来のビジョンを教えてください。

鈴木 地域になくてはならないお店になっていきたいです。困った時にはDayisに来たら解決するような、人が集う場所にしたいですね。

村上には有形無形の宝物がたくさんある

――私たちカレイドとのつながりは「人を伝えていきたい」というところにありますか?

鈴木 はい。村上には有形無形の宝物がたくさんあると思うんです。でも、スポットを浴びていない部分って難しいですよね。誰かが伝えないと分かってもらえないし知ってもらえない、つなげていけないから。それは年齢問わないと思います。おじいちゃんおばあちゃんだってすごいノウハウを持っているのに、誰からもスポットを浴びることがなかったらそのノウハウは誰にも伝わらずに終わってしまうことになりますよね。


――カレイドを知ったきっかけを教えてください。

鈴木 障がいを持つ子どもがDayisで個展を開いたことがきっかけです。自分の作品を誰かに見てもらわないと埋もれてしまう。だからDayisで個展を開くことになって。そこに放課後等デイサービス事業所の方が見に来てくれて、その中にカレイドさんがいらっしゃいました。

――自然と集まって、方向性が一緒だなとお付き合いが始まった感じですね。

鈴木 やっていることは違いますが、方向性は一緒ですね。実は、障がいを持っている子どもたちと一緒にカフェをやっていきたいなって思っているんです。子どもたちにコーヒーを淹れる作業を任せたい。子どもたちの活躍の場を「表舞台」に作ってあげたいんです。支援学校に通う子どもたちの実習を受け入れて気付かされたのですが、接客に向いている子どもたちってたくさんいるんです。障がいを持っている子たちの就職先は、現状だと裏方の仕事が多いじゃないですか。せっかく接客に向いている子も、就職先がないという理由で軽作業などの仕事に就くしかないとなると、その子の個性が活かされないですよね。


――そうなんです!そうした思いからはじまったカレイドへの作業提供、実習受け入れ。実際おこなってみていかがでしたか?

鈴木 楽しいですし助かっています。ごま豆腐の袋詰めは私が入れるより丁寧です(笑)。ここでの実習はコーヒーを淹れることですが、カレイドから来る子どもたちの中にはDayisで働いてもいいんじゃないかってくらいの子もいます。私は生の現場を一緒に体験したいと思って実習を受け入れているので、子どもたちがもし失敗しても責任は私が取るつもりでいます。子どもたちから教わることもたくさんあるんですよ!「こうして伝えるとわかりやすいのか」とか関わりの中で気づきをもらえるので、私も成長させてもらっています。

――カレイドとたくさん関わってくれるのはなぜですか?

鈴木 ただただ好きだから。子どもたちのピュアな反応に感激しています。本当にそれだけです。子どもたちとの触れ合いも好きですし、何か教えてあげられることがあるのであれば教えてあげたい。そこから一般就労に向けて進んで行ける人がいればいいなと思っています。「楽しい」が一番だから!私がしたいことというよりは、子どもたちが楽しめることを考えて、それでみんなが笑顔になってくれれば私も嬉しいです。

カフェ&ダイニング Dayis(デイズ)

新潟県村上市山居町1-13-28

TEL:0254-57-1032

営業時間:ランチ/11:00 〜 15:00 ディナー/18:00 〜

定休日:火曜日