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人はみなストーリーを綴ってる

そこに道があるならば

2017.06.16 14:34

NHKスペシャルというドキュメンタリー番組が好きです。


先日見た内容は、祇園で200年の歴史を持つお茶屋さんの女将のお話です。

一見さんお断りのお茶屋さん。

各界の著名人が通う名店です。中では一流の仕出しと芸妓さんが、心を尽くしたおもてなしをしてくれます。


代々、女将は世襲制。

厳しい家訓と共に家業を受け継ぎます。

・結婚はしないこと。

・長女が跡を継ぐこと。


現女将は8代目。7代目が生んだ一人娘です。

先代は未婚で産み、8代目に跡を継がせました。

(なお、女子がいない場合は養子をとるそうです)


8代目は情熱的な恋に落ち身籠もります。

未婚で産まれた赤ん坊は可愛らしい女の子。

7代目である母から、娘を連れて帰ってくるか、娘を連れて出て行くか選んで!と言われ、娘と共に戻ってきたそうです。



ドキュメンタリーは、お店の伝統や祇園のしきたりを横軸に、8代目女将の高齢による世代交代を縦軸にして進みます。


従来であれば世襲制ですので、実子の娘さんが跡継ぎですが、女将さんは悩んでいました。

まだ器量が足りない。そう感じていました。


娘さんも悩んでいました。

女将にはなるとは思うけれど、、、。

それだけが道なのだろうか、と少し煮え切らないように私には見えました。



番組の終盤で女将さんが足の手術をします。お店に出れない間、娘さんが代役を立派に勤め上げ、その姿を見ていた女将さんに何か感じるものがあったようです。

大勢の常連のお客様の前で、時期女将として娘さんを紹介するところで、番組は終了。



立場が人を育てる。とはよく言いますが…。

娘さんの顔が、番組の前半と後半で全く違いました。

最初はどこか頼りなさげというか、一歩距離を置いて仕事をこなしているようでした。

ところが、女将さんが手術をして、帰宅後すぐに打ち合わせに行こうとするのを見て、娘さんが凄い剣幕で止めます。

そのあたりから必死になって仕事をし始めた姿がとても印象的でした。


目の前に道があって、このまま進むんだろうな、と思う時があります。

それも確信に近い感覚で。


どんなにジタバタしても、ベストタイミングで道を進む瞬間が必ずきます。