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uni-nin's Ownd フジタイチオのライトエッセイ

これがすごいと思いました。

2010.03.05 22:30

 皆さんからとてもよしくていただき、感激の粟島でした。

 

 それを本にするべくまとめているのでありますが、記事には載らないであろうところでも、とても印象深い場所があります。

 

 そのひとつが、廃校になった釜谷の分校です。

釜谷の集落の南端にありました。平成7年に廃校になったようです。

 

 正直言えば、芸術的とか牧歌的とか、そんな言葉の似合わぬ学校と思いました。ただ古く、ただ暗い、そんな雰囲気を感じました。

 

 戸を開けて入ると、ちょっと広めの板の間があります。

そこは体育館だったそうです。体育館だとすると、とても狭い場所です。卓球部の部屋くらいしかありません。

 

いや、でもこれで精いっぱいのスペースだったのです。

ここは、山の斜面に建っている学校なのです。ここまで平らなスペースを作るためにどれほどの苦労があったか。

 

 

 見えますか、奥にある黒板に書かれている文字。

 

 「轍(わだち)」と書かれています。

あと、連絡事項と落書き。

 

 きっと、廃校になったときのままで残っているのだと思います。

 

 

 だれにも消されず、ずっとそのまま。

 

 

 そっとそっと、そのままそっと。

 

 どう説明したらいいのかむずかしいのですが、この黒板を見て、粟島の人たちの優しさを感じたのでした。

 

 

  追記:

西輪キングさんからメールをいただきました。

この黒板、去年まではなかったそうです。

学校のどこかに置いてあったものを持ってきて、ここに置いたみたいですね。 二階にあったのでしょうか。連絡事項、みなさんよく守ってくださいね \(●⌒∇⌒●)/