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uni-nin's Ownd フジタイチオのライトエッセイ

ピュア:消えてしまいそうシリーズ

2010.10.19 00:01

~ピュア~

 

 「Aちゃんなんだけど、毎朝学校にはくるんだけれどね、一時間目を終わると保健室にいって、そのあと一人で家に帰るの。友だちがいないから寂しいんだって。寂しい気持ちでいっぱいになるから学校にはいられないんだって先生がいってた。Aちゃんが学校にいたくなくなるのは、わたしたちのせいなんだって怒られた。それはイジメと同じなんだって。ホントかなー? わたしたちがわるいのかなあ」と、夕食のときに娘がいっていた。

 うん、ホントかなー。

 寂しくしている同級生に気がつかなかったというのは残念な気がするけど、先生はクラスメートを責めるつもりでいったんじゃないんだろうね・・・と思いたいね。

 

 あのね、孤独感って、無人島に一人でいるようなときよりも、大勢のなかでのときに強く感じるかもね。お父さんもそんなときがあった。みんなが仲よくしているときに、自分が仲間にはいれない寂しさってあるんじゃないかな。

 

 イジメだなんてお父さんはぜんぜん感じないけど、Aちゃんが元気になれたら嬉しいって思うんなら、ちょっとお手伝いしたほうがいいんじゃないかな。

休み時間に話しかけるとか楽しいこと書いたお手紙を渡すとか。

 「でもね、Aちゃんとは最近は話題がないんだよね。困ったな。なにを話そうかな。なんでもいいよね。日曜日なにしてすごすのって聞いたっていいよね」

 数日たって、休み時間にみんなでAちゃんに「保健室にいくヒマのないくらい」に話しかけ、Aちゃんは久しぶりに最後まで学校にいたという話を聞いた。



 「おせっかいすぎるかな。かえって気をつかわせてしまうのかな。休みたいのに休めなくなっちゃうかな」と心配していた。

 

 みんなピュアだな。

わたしにはだいぶ失われた気持ちだ。その気持ちをずっと持ってくれたら嬉しい。たとえ勉強の点数がとんでもなくわるくたっていいからね。