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カラチ日本人学校

友達を大切にする

2021.12.08 09:00

 月曜日に,月に1度の全校集会がありました。校長先生から,飛行機事故に遭い,たった1人助かって,無人島に流れ着いた「チャック」という人のお話をしていただきました。その人が4年間も無人島で過ごして,助かったのは,友達がいたからだそうです。ただしこの友達は,人間ではなく,バレーボールに自分の怪我をした手から流れた血で描かれたもの。それを友達だと思い,話しかけることで自分の精神状態を保っていたのです。人生において友達はかけがえのない存在です。子どもたちは,改めてカラチで出会った友達を大切にしようと考える機会となりました。

 またこの日は,第7回安全訓練を行いました。11月の安全訓練では,様々な場面を想定し,自分ならどのように避難するかということを確かめました。「今回の訓練は,1日のどこかでサイレンが鳴るよ」と半分予告の安全訓練でした。

 子どもたちは、いつサイレンが鳴るのかドキドキしていたようですが,本来であれば、災害はいつどこでやってくるかわかりません。自分たちの身を守る方法を覚えることは,とても重要なことです。

 子どもたちは,これまでの訓練を思い出し,決められたルートをしっかり守って集合することができました。

 集まってからは,誰も声を出さずに領事館からの連絡を待ちました。様々な訓練を実践して,命を守る方法を身につけることができるようになってほしいと思います。