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uni-nin's Ownd フジタイチオのライトエッセイ

ノーパンだったさ

2012.02.23 20:58

 午前中、アスパーク亀田にいってきた。

走ってきた。40分。やっぱり足が痛てーです。

ま、それはいい(いいのか)。

 

 

終わってシャワーを浴びようと思ったら、替えの下着を持ってくるの忘れたのに気がついた。ああ、この失敗は今世紀二度目。

 

 こんなときにはどうするか。



 選択肢は二つある。

 

 ひとつは、シャワーを浴びないでそのまま帰る。

しかし、イヤだ。

 

 わたしはアスパーク亀田にシャワーとマッサージチェアを目的に行っているようなものなのに、そのひとつをパンツのためにあきらめるなんてことはできない。

 

 となると、もうひとつの選択肢「さりげなくノーパンで帰る」を採用しなければならない。

 

 やや迷ったが、「シャワーを浴びたい。頭を洗いたい」という欲求に従い、ジーパンだけ持ってシャワー室にいった。

 

 つつがなく頭を洗い、つつがなく体を拭いて脱衣所に戻って、人目を気にしながら、パンツをはくフリして直にジーパンをはいた。

 

 速攻。掟破りのノーパン・ジーパン。

 まあ、今世紀二度目であるからそれほど慌てもしないが、やはりファスナーをあげる瞬間は緊張する。女性にはわからないかもしれないが、ノーパンにファスナーはかなり危険なのだ。

 

 なにがどのように危険かというのを具体的に説明するのは避けるが、とにかく危険なのだ。失敗したら悲鳴が出るのだ。そしたらみんなが注目するし、通報されて救急車がくるかもしれない。そしたら明日の日報の一面に出るかもしれない。

 

 「清純派エッセイスト、ノーパンで悶絶! しかもノーブラ」とかなんとか。嗚呼、もしかしたら新潟だけでなく、中日新聞や東京新聞にも出るかもしれない。いかん。タイヘンすぎる。



 そんなことを思っていたが、すんなりはけた。

 

 「ちっ・・・」なんて少し残念がっている自分がいる。マラソンするようになったら、どーもドM傾向がある。

 

 ノーパン&ノーブラのまま受付を通り、アルビレディースから日本代表に選ばれた女の子に「どーもー」なんて平然と挨拶しているけど「じつはボクってノーパンなんです」と告白したくてしょうがない。変態でしょうか。

 

 駐車場を歩いていると老夫婦の乗った車がやってきて「産業振興センターはどこでしょう?」なんてことをノーパンのわたしに聞いてくる。

 

 

 助手席のお婆さんの手には「仏壇」のカタログだ。産業振興センターで仏壇ショーでもやっているのだろうか。

 

 「自分用っすか?」なんてことは聞かない。

 

 しかし、アスパーク亀田から産業振興センターの道順を教えるのはむずかしい。しかもノーパンだしさ、アタシ(関係なさそうだけど)。

 

 「えーとですね、あのバイパスを左に行ってですね、次の信号で右にいってですね、亀田の警察が見えたら、うーん(安全策で)、左折して一般道に出たほうがいいかな。そこでまた人に訊くとわかりやすいです」とわたしとしては最高の説明をして別れた。

 

 そのあと家に帰って愛犬ハチの頭を撫でて、つつがなくパンツをはいた。メデタシメデタシ。