Ameba Ownd

アプリで簡単、無料ホームページ作成

uni-nin's Ownd フジタイチオのライトエッセイ

母の日川柳:その向こうがわ

2014.05.06 22:41

毎週火曜日の夕方6時から、FM新津のチャットンロール・イチ語市男コーナーに出させてもらっている。パーソナリティはご存じふなかよ。本名は船尾佳代さん。BSNラジオの朝の番組でも活躍している人だ。

 

昨日、そのコーナーで募集した「母の日川柳」がとってもよかった。

いやもういい、お世辞抜きで奥の深い作品が集まった。

 

技術的なものはわたしにはわからないが、その川柳の向こうがわに、たくさんの物語があることはわかった。情景が浮かんでくる。

 

 

いくつか紹介してみよう。

 

「言われたい、痩せたみたいね、お母さん」

 思わず「ぷっ!」と笑ってしまった。

でもね、丈夫がいちばん、おかあさん。少しくらい太っていてください。あ、少しでいいです。

 

「その味が どうして出ない 母の味」

 夫にそう言われると嫁さんとしては悔しいだろうけど、いつかその味が母の味となって伝わっていくのですよ。

 

「ありがとう ありがとう母 ありがとう」

 いまは自分が誰かもわからなくなったお母さん。

でも、生きていてくれてありがとう。わたしのお母さんでいてくれてありがとう。おかあさん、おかあさん、たくさんの想いが伝わってきます。

 

「デブになる その一口が お母さん」

 そうなのよ、そうなのよ。その一口がデブになるのよ。でも、その食欲が元気の証かも。元気がいいわよ、お母さん。投稿者さんは、その姿を見て食欲が減って痩せちゃうそうですけど。

 

「なき母に 会って相談 してみたい」

 困ったことがあると、いつも優しく教えてくれたお母さん。この悩み、お母さんならどう答えてくれるだろう。いまはもう直接返事をしてくれないけれど、お母さんお母さんと、心の中に問いかけるのですね。

 

「おやすみが 一番ほしいわ お母さん」

 お母さんは忙しい。みんなが寝てからも動いている。でも、いつも笑顔を見せている。お母さんも、ほんとはとっても疲れちゃう。・・・そんなお母さんのこと、心配している投稿ですね。

 

「母の日の カーネーションに 咲く笑顔」

 カーネーションが咲き、母の笑顔も咲く。それを見て嬉しいコドモ。その情景が目に浮かびます。

 

「真っ黒な 爆弾おにぎり 母の味」

 そうそう。まん丸で、海苔が全面についているオニギリ。砲丸みたいな爆弾みたいな、けっしてオシャレじゃないけれど、そのオニギリが母の味なんです。

 

「あと何度 心をよぎる 品選び」

 自分が幼いときには感じなかった「あと何度」。

母がプレゼントを受けとってくれるのは、あと何度だろう。あと何度、母の笑顔を見ることができるだろう。母の笑顔を思い浮かべながらプレゼントを選びます。

 

「里帰り 言ってほしいよ おかえりと」

 オトナになっても子供は子供。母から生まれたちいさな子。だから、母がないくなると子はせつない。

 

 里帰りしたら、笑顔で「おかえり」と言ってもらいたいのに、わたしは母のいない家に帰らなければならない、哀しいちいさな子。

 

 

 

 だから、死んじゃだめだよ、お母さん。

いつまでも元気でいてくれないと、だめだよ。