怒涛の感情の波【5】
えっっ、う、うん…
どうしたの急に?
若旦那君は不思議そうにわたしの顔を見た
実は若旦那君のあら探ししててさ
今日1日中、あなたの悪口言って過ごしたんだ
病気になった事はあなたのせいだから
散々憎んで罵ってた
そしたら自分の悲しみが癒えてきたんだ
何故か分かんないけど…
また悲しくなったら
今度から若旦那君を憎む事で心を癒すよ
憎くて憎むわけじゃ無くて
自分の心を癒すためだからさ…ごめんね(;´・ω・)
若旦那君も何かあったらわたしを憎んでいいよ
わたしは散々若旦那君を憎んで気が晴れたら
頭の中で声が聞こえたんだ
そしたら若旦那君に物凄く感謝の気持ちが湧いてきたの
そしていろんな事に感謝しながら気付いた
わたしが今までダメだと思ってた負の感情を
若旦那君が全部肯定してくれたのかな?って…
負の感情もあっていいんだって
自分で自分を許せたんだよわたし
悲しみを他人のせいにして恨んだなんて
わたしの人生初だよ
過去のわたしは、ずーっと自分ばっかり責めて来たんだもん
とにかくわたしに楽しんで欲しかったら
まずは若旦那君が楽しんでよ
ゲームだって最近はやってないしさ…
パソコンだって新しいの買ったらいいじゃん
エイリアン(ゲーミングPC)はもう十分元取ったよ
買いなよ新しいの…ボーナスで…
若旦那君はわたしの話をふんふんと聞いて
うん、ありがとう…そうだね…
風俗か~モゴモゴ・・・
何事も経験だよ!
モゴモゴ言ってないで
楽しんだらいいんだよ!
じゃぁね~いってらっしゃ~い!
何故か若旦那君に寛大な自分が居た
今までだってわたしは夜遊びを制限した事は無い
彼はセクキャバだって行った事がある
今までは
まぁ男なんだから行きたきゃ仕方ない…そう思ってた
でも今回は"仕方ない"という気持ちは無く
彼も自由で居て欲しい、という思いからで
まさに"寛大"という言葉が
一番しっくりくるような気がする
わたしは若旦那君を送り出した後
数日ぶりにお酒を呑みHIPHOPを聴き
何故か気分爽快で過ごしていた
途中若旦那君のYシャツが
ベランダに干しっぱなしだった事を思い出し
ヨタヨタと2階へ行きベランダに出たら
正面に綺麗な光を放つ満月が見えた
再び換気扇の下を陣取って煙草を吹かし
いつもなかなか酔えないのに
この日は酔いが回るのが早く
20代の若かりし日を思い出したりしていた
あの頃も自由だったな~…
とにかく気分良く独り酒を楽しんだ
その日わたしは完全に泥酔し
いつ寝たかも記憶に無いまま
翌9日の朝を迎えた。
今週の名言名句…
深いな~
続きは次回に…
いつもこのブログを気にかけ
見に来てくれてありがとう
愛と感謝を込めて…
*チョコミント*