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【指導者の年俸を公開するアメリカ】

2017.06.18 01:34


NCAAと日本の大学では、組織の仕組み、原資とその分配が違うので単純には比較できないけれど、「部活」の指導者の報酬を公にすることで、困ることがたくさん出てきそうな日本……。


もちろん選手も指導者から評価されなければ、枠に入れない。庄島さんいわく、「何の文句なくコーチが判断してくれるような選手になる」と。チームに貢献することで返済なしの奨学金・スカラーシップを得られるのは、頑張りがいがある。


年間数百万円かかる費用を捻出するために必死に働き、学問も部活も頑張る子どもを応援することは、親としては嬉しく、誇らしい。ブックストアには「BRUINS MAMA」、「BRUINS PAPA」と書かれた、保護者ですTシャツが売られている。スタジアムでは誇らしげに着用して応援している人も見られた。


アメリカ人ヘッドコーチが指導する大学の昨年のキャプテンは、シーズンオフにインターンシップに参加し、第一志望企業に就職した。社会人になっても続ける。他方1回生の段階で6回生が決まっている選手がいる大学もある。所属している「風土」「環境」は、時に人生を左右することがある。無論、個人の価値観のもと、努力がまず大前だ。


一生の中で自らの意志で自由に選択できるこの時期をあなたはどう過ごすのだろう。保護者として見守りつつ、視座を上げる助けだけはし続けたい