STEP2　恋は勉強真っ最中ですが　オンナの友情は100点満点です！

連載２回目。今回も読み切りスタイルである。付き合う事になったチロとハシモトくん、しかし２人の仲はまだまだぎこちない。こんな付き合い方してる時あったよなあ…！ただ、私の場合は小学校か中学くらいの時だったが。（チロたちは高校生）手のつなぎ方を交えて昨日の話をして盛り上がる、女の子達の雰囲気がとてもかわいい。彼女たちの食事の仕方や、朝待ち合わせでハシモトくんと待ち合わせして会う時の目線、細かいところの演出が「ああ～あるある！そうだよね～」と思わせる。描かれたものを読めば、「自分にもあった、よくあることだ」と感じるが、ここに着眼してストーリーに入れてくるのはなかなか出来ることではないと思う。学生の時読んでいた紡木たくのマンガでもそれはすごく感じていたなあ。普段の生活の匂いを感じさせるのがうまい。そして、女の子たちと男の子たちで一緒に喫茶店（この、よく出てくる「はやしや」という店は実在するのだろうか…）でのシーン、今回のメインだ。男と女のかけひきとまではいかない、つたないやりとりがリアルだな～。一番の見所はラストのハシモトくん（ここでは伏せておく事にする）彼の一部がかいま見える瞬間だ。このハツカレは主人公チロの目線を通しているので、それ以外の事は分からない。たとえば他のキャラが何を考えているかは、直接は読者に分からないのだ。それもリアルさの演出になっている。最後のまとめ方もよい。

タイトルは雑誌掲載時のこの回の表紙にあった煽り文句です。