一千坪でロフトが銀座に進出、六月二十三日オープン
【ビジネス報道】 ロフト(代取:安藤公基)が創業三十年を記念し、次世代へ向けたフラッグシップストアとして「銀座ロフト」を平成二十九年六月二十三日にオープンする。二十日にメディア向け内覧会を行った。同社は昭和六十二年に西武百貨店(当時)の一事業として渋谷にオープン以来、時代の旬を取り込む“時の器”をコンセプトに全国展開。三十年の時を経て商業の聖地・銀座に百九店舗目を出店する。
銀座店の環境コンセプトは「GINZA PROGREES」。時代性を取り入れたデザインで、来店者が想像を膨らませる余地を残し、自ら「関わる」「発見する」「発信する」事がプラスされ、ロフトがより進化していく拠点となる意味だ。日本の中心・銀座から新たなチャレンジを仕掛け、雑貨のポテンシャルを広く発信。雑貨をテーマにした新たなモノづくりが生まれ、優れた才能が発掘される拠点を目指していく。
<スペシャリスト集団「TEAM LOFT」結成>
銀座・有楽町・丸の内・日本橋のビジネス パーソンがコアなターゲット。国内外からの来店促進も図る。営業面積は一千坪を超える。三階から六階にかけて様々なシーンで活躍する小物が多数取り揃えられていた。また銀座店を多面的に支援する各業界のスペシャリスト集団「TEAM LOFT」が結成された。
メンバはモデル・田中里奈(丁卯、写真最上)、バリスタ・大塚朝之(猿田彦珈琲)、エデュテイメントアーティスト&ねんドル・岡田ひとみ、プラントハンタ・西畠清順(そら植物園)、料理人・森枝幹、プロダクトデザイナ&ダンサ・AKI MIMURA(写真上)、CEO of Sembilan Matahari・Adi Panuntun、イラストレータ・STOMACHACHE.の八名。
注目拠点の一つ六階フォーラムにおいて、「漆道(うるしみち)」を期間限定で展開する。「漆道」は日本伝統を継承する漆産業にフォーカス。下記の三テーマ毎にクリエーション(創造物)とプロダクツ(製品)を編集した展示販売を催事。歌手・小林幸子(癸巳)の商品展示や漆で制作したアートフィギア等、新たな漆の世界観が見受けられる。
一、挑む「麗しの漆 女性十一人がデザインする漆百㌫の漆器店」:唯一無二の漆器二〇点;参加作家は小林幸子、夢見るアドレセンス(荻野可鈴・志田友美・京佳)
二、紡ぐ「アートトイフィギア×漆コラボ展」:三十四点
三、極める「本物の漆製品に出会う」
六階には、平成二十五年以前に制作されたアニメのセル画も販売。全て一点物。スタジオジブリやアニメスラムダンク、ハンター×ハンターの原画も多数展示されていた。三階から上へ登る程に様々なジャンルの拘り雑貨があり、一度では見切ない品数だった。見る程に新たな発見が出来る銀座ロフトは、まるで宝箱の様だった。
撮影記事:岡本早百合