マシンの簡単なクリーニング方法のご紹介
皆さん、こんにちは。RC営業担当の坂本です。
毎週水曜日はRCカーの話題をお届け致します。
休日に空き地やRCサーキットなどで思いっきりRCカーを走らせている方はたくさんいらっしゃるかと思いますが、そのほとんどの方が少なからず悩みの種となるのが、走行後のマシンの汚れ。
走らせるマシンのカテゴリーによって汚れかたは様々ですが、ダート路面を走るオフロードカーは土や砂ホコリがマシンに覆いかぶさったり、水気の多い泥の上を走行した際のひどい汚れ方に戸惑った方もいらっしゃるのではないでしょうか。
最近のRCサーキットでは、ホコリを吹き飛ばすエアーコンプレッサーの設備が整っていることも多々あり、比較的キレイな状態を保つ環境が整いつつありますが、それでもオフロード走行の汚れかたは中々のものです。
そこで、本日のブログではそれほど手間をかけずに簡単に外観をキレイにする方法を少し紹介したいと思います。
上の写真はダート路面のRCサーキットを走行したオフロードカー、京商レーザーZX6.6です。走行場所がインドアのダートコースであり、かつ路面もキレイにメンテナンスされている環境だったこと、またコースに備え付けのコンプレッサーで大まかな土ホコリは落としていることから汚れはヒドくはありませんが、ボディで覆われていない部分の細かい箇所の汚れは残っています。
では、さっそく紹介していきましょう。
掃除する方法は人それぞれかと思いますが、私がメンテナンスする際は下の写真のケミカルを使って簡単に行っています。いずれもホームセンターなどで手軽に入手できるものが多いです。マシンを掃除する箇所によって、これらのケミカルは使い分けしています。
まずはサスアームなどの樹脂部分をメインに掃除していきたいと思います。その時にいつも使用しているのが、下の写真のスプレー。
ホームセンターや自動車用品店に足を運んだことのある方は、目にしたことがあるかもしれません。主に、金属部分の潤滑や防錆用の用途として販売されている商材です。
上の写真のように用意したペーパータオルや布きれなどにスプレーして浸します。
次に下の写真のように浸した部分でホコリの付いた箇所を拭き取っていくと、汚れは簡単に落ちます。本来のパーツの黒色がはっきりわかるようになるまでキレイになります。
わずかな作業ですが、下の写真のようにキレイになったことがわかります。
<掃除前>
<掃除後>
このように樹脂部分だけでなく、金属部品も同じように汚れを取り除いてみました。
特に金属部品については防錆の狙いもあります。オフロード走行は時にぬかるみや水溜りの上を走行してしまうケースも考えられます。そのままにしてしまうと、ある時に金属部分が錆びていた……なんてことも見たことがあります。この方法により汚れの除去と防錆効果で一石二鳥で対処できます。
また写真の商材は、他の類似品と比較してもそれほど「ニオイ」がキツくないので、私はいつもこのケミカルを愛用しております。
さて、次はタイヤの洗浄に移ります。私の場合、洗浄には下の写真にある洗剤を愛用しております。
こちらもホームセンターなどで販売されているものです。一般的に家庭の台所や食器を洗浄するための弱アルカリ性の洗剤です。さっそく使っていきたいと思います。
上の写真のように、タイヤ全体にまんべんなくスプレーします。この時にひとつ注意して頂きたいのが、タイヤとホイールの隙間に水が入らないようにすることです。特にホイールの内側に開いているエアホールから水が入ってしまうと、中のインナーが傷んでしまいます。ホイールの内側をふさいで洗浄するか、穴をテープなどでふさぐのも手段です。
スプレー後は、タワシなどでブラッシングします。写真のように泡だったら、水でよく洗い流しましょう。
洗い流し終わったら、ペーパータオルなどで水分を拭き取ってください。濡れたまま放置してしまうと、水分が中に染み込んでしまうこともありますので、必ず拭き取って保管してくださいね。
また、泥の付着などがひどい場合は、あらかじめ大きな泥は落としてから水で洗い流すようにしましょう。水道が詰まってしまうと、周囲に迷惑をかけてしまうので……。
洗い終わったタイヤがこちら。とてもキレイな状態となりました。
オフロード走行の場合、タイヤは走行後に一瞬で汚れてしまいます。オフロードをメインで楽しむ方の中には「タイヤは洗浄しない」という方もいらっしゃいます。
実際に乾燥した土ホコリが付着した場合なら、洗浄しなくてもタイヤの性能面で劣化などの心配はございません。ただし、水分を多く含んだ「泥」のような状態が表面に付着した場合は、よく洗浄することをおすすめします。この場合の放置は、タイヤと中のインナーが劣化してしまう可能性が高くなります。
続いて、シャシーの裏面も簡単に掃除します。
裏面は水をよく含んだタオルや雑巾などでよく拭きます。残念ながら、シャシー裏面はどうしても無数のキズがついてしまいます。汚れ自体は拭き取りである程度落とせますが、キズは無理です。裏面を保護したいのであれば、ガムテープなどを貼り付けておくのもひとつの手です。汚れと同時にキズもつきにくくなります。
最後にボディとウイングの掃除。
意外にもボディはそれほど汚れません。少しだけ湿らせたタオルでやさしく拭きます。デカールを貼っている場合は慎重に行ってください。リアウイングは転倒した際にもっとも地面と接触する部分でダメージも大きいです。私の場合はデカールを貼っていなかったため、そのまま水道で洗い流しました。
どうでしょう? わずか数分の作業でしたが、マシンが格段にキレイに仕上がりました! この状態なら1日遊んだ後、自宅に持ち帰っても家族の方に嫌な顔をされずにすむのではないでしょうか(笑)
マシンをキレイな状態にしておけば、また次回走らせる時も気持ちよくスタートが切れますので、私はこのマシンクリーニングはいつも行うようにしています。
その他、駆動部分やダンパーなども頻繁に走行させた際は定期的にチェックするようにしておけば、より快適な走行が楽しめるでしょう。
末永く大切に遊んで頂くためにも、皆さんもお手持ちの愛車をキレイにメンテナンスしてあげてくださいね!
本日のブログは、RC営業担当の坂本でした。
最後まで読んで頂きありがとうございました。