踊るリズム!!
6月18日。この日は、朝からティンパニ中山選手とライブラリアン中村さんのご成婚発表があり、なにやら祝賀ムードにニヤニヤしたコンサートホールでございました◎。
おまけにこの日は小さいおじさんたちが朝からウロウロいらっしゃっていて…笑!失礼しました。広上監督と高関監督がお越しで、3シェフ揃い踏みで何を悪だくみされているのかと思ったら(失礼笑)…あんなことになりました笑。
お越しになれなかった方は、京都市交響楽団公式ブログ「今日、京響?」にてレポートがありますので、よろしければお読みください♪
広上さんの、いざとなるとちょっとテレてる感じも、高関さんがホイッスルをぶら下げて嬉しそうにされていたのも、下野さんのキレッキレの司会進行も、どれも最高で、笑いすぎて涙がでました。私たちもゲラゲラ大笑いしましたが、劇場にこだまする子供さんたちの楽しそうな笑い声というのは、世界で一番うつくしい音だと、いつも思います。うれしいし、しあわせ。いやー、音楽って、本当に楽しいものですね。マンボ!!!
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ディスカバリーを聴きにきてくれた生徒と夕方レッスンをして、そして夜のうちに富山に移動して、今日は桐朋のオーケストラアカデミーで一日レッスンをしてきました。今期の試験を間近に控えて、モーツァルトの協奏曲と、オーケストラスタディを中心に聴かせていただきました。ここの学生さんは、オーケストラに入りたいという明確な目的をもって日々研鑽されていて、日本じゅうのさまざまなオケマンからレッスンを受けて、来るオーディションのために虎視眈々と準備されています。そんな彼女らに、私ができることは一体何だろうと考えこみながらいつもサンダーバードに乗り込むのですが、まぁ、大したことはできなくて、でも、やっぱり男の先生がほとんどなので、女性の私から、また違った視点で特に飾らず気負わず何かアドバイスができればと、オーケストラに入ることに強烈に憧れていたあの頃の自分にかけてあげられるとしたらどんなことだろうと、そんなことを思いながらの一日でした。もう、若い人の演奏について、×をつけるような気分にはならなくなってきた。トシかな笑。もちろん、それはマズイということがあれば指摘するし、どうしても導かねばならぬ具体的な方向や期限がハッキリしていれば、多少の荒療治をすることもあるけど(結果は出します小谷口です)、そうでなければ、やっぱり、音楽って、みんな違ってみんなイイと思う。わたしのモーツァルトはこうだけど、あなたのモーツァルトはこうなのね。楽しんで吹けているなら、それが大正解。ただ、音楽は、仕事にしたいと思えば思うほど、どんどん辛くなってきて、楽しむことが知らず知らずに遠ざかっていくから。音楽って楽しいもんだし、誰かの心をわくわく耕すためにあると思う。人の心を動かすには、思ったより大きなエネルギーが要るし、やっぱり案外説得力や確かな技術はあったほうがいいのと、やり方もある。作戦だって賢く立てたい。楽しいもんだということを忘れないでほしいし、思い出してほしいし、楽しさを他者にじゅうぶんに伝えられる方法を学んでほしい。それぞれに個性的なバックグラウンドを持っているし、年齢もいろいろなので、聴いていると本当に面白いのです。それぞれの人生の「今」が音になっている姿は、ほんとうに素晴らしい。最高。
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湖西の夕暮れを窓の外に見ながら帰洛しまして、ワーっと明日のおさらいをしたら、ホッ。明日から、いよいよ(私にとって)初めてのベートーヴェン2番です。あぁ本当になんていい曲。感動。なんか願いが叶って、もう人生が終わりに近づいてきてる気がします。笑
(おまけ)
両親の家庭菜園で採れたレタスが届いて、母が、この拷問みたいなおまじないをかけたら長持ちするらしいんだとか言ってたので(この状態で渡された)、試しに観察してみました。
一週間経っても葉は全然元気ハツラツでした。でもやっぱり痛そうで、かわいそうだった。
まさにtorture...