初めての父とのふたり旅のお話
4歳の時のお話。
初めて母無しでの父とふたりきり、車で3泊4日の旅行をしました。
小さい頃から真っ暗なところでも1人でもすぐ寝るし、ひとりでもへっちゃら!な子だったようですが、やはり子供は母親と過ごす時間のほうが圧倒的に長く、そんな母がいない、父とふたりきりの旅行ともなると何が起こるか分かりません。4歳とは言え、まだまだ赤ちゃんですから、「お母さんがいない」っていうことは何かと大変です。しかもその時代、まだ携帯も簡単使えず連絡が簡単に取れないので、母から手書きの「天の取扱説明書」を持っての旅行だったそう。その説明書は もう残してないわーって言われちゃいましたが。実物見せてほしかったなぁ。
天の取扱説明書
・「お腹いっぱい」って言っても、お腹触ってパンパンじゃなかったら、まだ入ります。食べさせてください。
・夜の歯磨き後はしっかりと仕上げ磨きをしてください。
・夜寝る時は肌掛け布団代わりのベストを着せてね。(天は寝ると動き回るから5秒も布団を着ていられません。)
・お店に入って「こんなんあるね」「コレ、えぇーねぇー」とおすすめしてくる品は彼女の買って欲しいものです。わぁホンマやねーと同意だけしていちいち買ってはいけません。
・首が細いせいか食事中喉を詰まらせそうになるコトしばしば、タイミング良く飲み物をちょいちょいすすめてやってください。
余談ですが、この歯磨きの「仕上げ磨き」これは小学校5年生まで続いたのですが、歯が全て永久歯になり生えそろう小学校6年生頃まで続けると良いそう。母と惜しかったねーってお話したことがあります。
そんな旅行も怒られそうなくらいうーっすらしか記憶に残っていないのですが、神戸から日本海の方へ行き、岡山を回る車旅だったそうです。
そんな天の、記憶に残っていることといえば…
・大しけの海がとっても怖かったのに、入ったこと
・水族館でセイウチを見たこと
・双眼鏡で竜宮城を見たこと
・車の中でオヤスミマンに履き替えたりパジャマにお着替えしたこと
・土をむにむにして備前焼体験をしたこと
その…くらい 笑 (父、ごめんよ)
父へ、ごめんねの気持ちを込めつつ、前回の記事をきっかけに母から自分の知らなかった「天の取扱説明書」のお話を聞いたのでせっかくなので記事にしました。とても4歳の天に会ってみたい。笑
小さい時から、1人の人として父は天と接してくれています。たくさんのことに興味を持ち、周りを巻き込みながら、アクティブに動き回る父に普通についていく天。色んな人に父の話をしてみるけど、多分父は、普通の父じゃないようですね。そして、そんな節々が完全に遺伝している天(真顔)←
女の子ってやっぱりお父さんの事嫌いになる時期もあるみたいですが、天は特にそんな時期もなく、なんだったら今でも一緒にお風呂とか平気ですよ。
Photo:Instagram/@sskkaattss