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Keiichi Toyoda Official Website

『リーダーシップ進化論』を読了

2021.12.09 02:20

「リーダーシップとは「人間はいかに生きるべきか」(=自らのあり方)への自分なりの解答、生きる態度である。」

酒井穣さんの最新刊『リーダーシップ進化論』を読み終えましたが、この本、めちゃくちゃ読み応えがありました。一言であらわすと、 “ヤバい”!!

大作で読むのに時間はかかるけど、みんな、読んだ方がいいと思う。

『リーダーシップ進化論』というタイトルですが、「リーダーシップ」だけの本ではなく、「リーダーシップ」という切り口で、壮大な人類史を学べると同時に、未来を考えさせられる本でした。

20万年続いた旧石器時代、1万年続いた農耕社会、2千年続いた四大文明、500年続いたルネサンス以降、そしてインターネット社会が訪れてからと、人類を取り巻く環境変化を大きく捉えながら、時代時代で「組織のあり方や規模」が変わり、求められるリーダー像も変わっていったことがよく分かります。

最も原始的な組織(家族型組織)を率いる家族型リーダーに始まり、学習型リーダー、順位型リーダー、専門型リーダー、扇動型理リーダー、そして周辺型リーダーへと変わっていった、その背景や過程を、世界史の流れとともに理解しました。

そして、読み進めながら、未来はどうなっていくんだろう?どうなってしまうんだろう?そのために、自分は何ができるんだろうか?と考えさせられるテーマに、、

「貧富の格差は、ますます広がってきている。人間は、これを止められるだろうか。地球温暖化に代表される環境問題は、解決できるだろうか。世界には多数の紛争地域が残されているばかりか、アメリカと中国が新たな冷戦を始めている。人間は、これらを、平和のうちに解消できるだろうか。」

うーーーん、、これは目を逸らしてはいけない課題であり、そして、まさにこれこそ、神田外語大学で今年から始まった「平和のためのグローバル・アーツ学部(Global Liberal Arts for Peace)」が志向しているところではあるけど、果たしてそれはどう解すればいいのか。。

本書に書かれているヒントを意識しながら、自分はどうありたいか?あるべきか?を考えたいと思いました。