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輝凛(きりん)の独り言

「痛み」という現実

2017.06.25 06:56

ツイッターやFacebookで、度々シェアさせて頂いている、フリーライターの今一生さんの、『新編 日本一醜い親への手紙』(仮題)という本の出版プロジェクトがあります。


親から虐待を受けた方から「親への手紙」を募集しているそうです。

応募締め切りは2017年6月30日。

あと数日ですが…、親御さんへの「恨み」「不満」などなど、なかなか心から拭い去れない負の感情を託す機会になると思います。


私自身は…、これが正しい方法かどうか分からないけど、最近は直接不満を親に言う、怒鳴る、怒るということをしているのですが、それ、出来なかったからこそ、今までしんどかったんだよなぁ、と…。


また、負の感情を「手紙」として書くこと(本人に読ませなくてもOK)は、セルフカウンセリングとしても有効で、カタルシス効果の期待もできます。


そしてこの本は制作資金を「先行購入」および「クラウドファウンディング」で集めています。

私も先日、先行購入で入金しました。

1人でも多くの方々のご賛同を頂ければと思い、ブログを書きます。


【私がこの本に賛同している理由】


誰かの虐待を責めることが目的ではないのです。

これは親への内部告発本ではないのです。

社会にとっても、絶対に必要で、豊かな社会に導ける可能性がある本だからこそ、賛同しているのです。


思いやりとは「痛みの共有」


私は(自分で言うのも何ですが)とっても繊細で、サスペンスドラマも見られないくらい「痛み」を感じるものは避けています。

でも、作りものの痛みと【現実の痛み】は違います。

上記にも書きましたが、自分だって「痛いのはイヤ」なのだから、その痛みを感じている人に対して、自分が出来ることくらい、少しやってもいいんじゃない?と思ったんです。


私は「思いやり」というのは「他者の痛みの共有」だと思っている点もあります。

たったの2000円で、上記の様々なことの解決が期待できるのなら、と思い、正直、私は2000円でも厳しいんだけど(笑)、ちょっとお昼ご飯の質を数回下げればいいだけなので、先行購入しました。

子供の視点で考えて欲しい

確かに「児童虐待の被害者の声を集めました!」なんて本を大人がみたら。


「親にも事情があったのだろう」とか「育児は100点で行く訳がない」とか「自分も虐待しているように取られるのが怖い」など、親として、大人としての感情が出て来ると思うので、なかなか理解を得られない点があるのも分かるのですが…。


それ…。

例えばレイプ犯に対して「うん、仕方ないよね」って言えますか?

一方的に暴行を加えた犯人に「分かる」って言えますか?

被害者に対して「加害者の気持ちも考えろ!」って言えますか?


それが親子関係だと言えないって「子供には権利がないのだから我慢して当たり前」と、大人の失敗を子供に背負わせているのと同じだと思うんですよ…。


それ、私は何か違うと思っているし、私も親の借金だったり離別だったりで「親の失敗を背負わされたために、子供らしく生きられなかった」という点は一緒なので…。


事情があったのは理解できますが、あの時、今の大人の精神状態の自分がいたら「夫婦の事情と親子の関係は、別の話です。」って言ってやりたいですもん、親に。


「親の立場」で考えないで欲しいんです。

「子供の本音の立場」で考えて欲しいんです。


少子化の時代です。

一人でも多くの人が前を向いて歩けて、元気な地域になっていけるよう、明るく歩ける人が増えるきっかけにできますよう、ご助力を頂けたら幸いです。

改めて、リンクを貼ります。


そして。

1人でも多くのご賛同が得られますように。

1人でも笑顔になれる人が増えますように。

1人でも「生きていていいんだ!」と自信を持って、人生を歩きだせる人が増えますように。