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NOTE

ジュニアアンサンブルに混じってきた(2回目)

2017.06.26 10:00

6月24日、先生が指導されているジュニアアンサンブル(大人入り)に参加してきた。今回で、2度目の参加となる。


このジュニアアンサンブルは月に2回ずつ、継続して練習が行われているのだが、私は、8月に開催されるサマーコンサート(発表会)が終わるまでの期間限定参加となっている。

私の夫が、夏期は仕事がたてこんでおり、サマーコンサートに参加できない。しかし、私ひとりで弾くのは気がすすまないな、と思い、先生に、「全員で弾くような曲があれば、それだけ参加したい」と申し出たのだ。

すると、先生は、Kジュニアアンサンブルで合奏するから、一緒に弾いてみてはどうか、と勧めてくださった。

楽譜を見せてもらったところ、私でも無理なく弾けそうな(猛練習の必要のない、発表会前に不安と緊張に押し潰されそうにない)曲だったので、参加を決めた。

その時は、曲も難しくはないし、出不精だし、月に1度だけ練習に行けばいいか、と呑気(のんき)に考えていた。しかし、前回、自分のリズム感のなさに危機を覚え、フルで参加しなくちゃだめかも、と思いなおした。本番をぶち壊してしまう事態だけは避けたい。

先生にも、月2回参加します、と伝えた。

そんなわけで、猛暑の中、ヴァイオリンを背負い、せっせと練習場所に向かう私であった。

……こうして書いてみると、自分の、ヴァイオリンに対する向上心のなさが浮き彫りになるなあ。


今日の練習には、前回はお休みしていた女子高生が参加していた。この子の演奏が、うまいのだ。

Kジュニアアンサンブルは、初心者や子供が多く、みな、弾ける箇所・弾きたい箇所のみを弾いている。

それぞれのパートがゼロにならないよう、先生が事前に調整はするものの、層が薄くなるパートも出てきてしまう。

そうした、みなが弾きたがらないパートを、先生は、この女子高生に任せているようだ。彼女も、いつ・どのパートを割り振られても、即座に応じ、堂々と弾きこなす。

音も大きく、リズムも安定しており、合奏していると、同じパートでも違うパートでも弾きやすい。とても頼りになるのだ。

おかげで、前回は(自分のリズム感のなさゆえに)びくびく弾いていた曲も、安心して弾けた。

次回もいてほしいなあ、常にいてほしいなあ、と、四半世紀分ほど年上のおばちゃんは、ひっそり願うのであった。


最後は、カノンを3重奏で弾いた。

じゃんけんをし、大人の女性が1st、私が2nd、女子高生が3rdとなった。

もうひとり、幼い女の子を連れたお母さんもいたが、ちょっとでも離れると娘さんがぐずるため、楽器を置き、ふたりでぬり絵に興じていた。こんなふうに自分のペースで参加できるところが、Kジュニアアンサンブルのいいところだと思う。ゆるやかな雰囲気が、私は結構好きだ。

2ndの私は、1stの音に合わせなくてはならないのだが、3rdの女子高生の音が聞きやすくて、つい3rdに合わせて演奏してしまった。

先生が手拍子を打っていたため、目立つ事故もなく弾き終えたが、こういうのはよくないな、と反省している。


カノンを弾き終えたあと、先生が私の傍へやって来て、弓の持ち方を指導してくださった。

前の先生からも言われていたが、人差し指を遠い場所に置いてしまう癖がある。小指も、八角形の竿に乗せると、ずるっと落ちる。

グーに閉じた手を、ふわりと緩めた状態で弓を持つこと。意識して、ちゃんと直していこうと思う。


それにしても、猛暑の中を歩くと、体力を根こそぎ奪われる。

身体の節々も痛み、帰宅したとたん、ばったりと倒れ伏した。

Kバイオリンサークルへの入団も決まったので、来月はジュニアアンサンブルとの掛け持ちになる。

忙しくなるなあ、と思いつつも、ヴァイオリンづくしのスケジュールに、ほくそ笑んでしまう。ヴァイオリンをやってます感があって、いい。