ジュニアアンサンブルに混じってきた(2回目)
6月24日、先生が指導されているジュニアアンサンブル(大人入り)に参加してきた。今回で、2度目の参加となる。
このジュニアアンサンブルは月に2回ずつ、継続して練習が行われているのだが、私は、8月に開催されるサマーコンサート(発表会)が終わるまでの期間限定参加となっている。
私の夫が、夏期は仕事がたてこんでおり、サマーコンサートに参加できない。しかし、私ひとりで弾くのは気がすすまないな、と思い、先生に、「全員で弾くような曲があれば、それだけ参加したい」と申し出たのだ。
すると、先生は、Kジュニアアンサンブルで合奏するから、一緒に弾いてみてはどうか、と勧めてくださった。
楽譜を見せてもらったところ、私でも無理なく弾けそうな(猛練習の必要のない、発表会前に不安と緊張に押し潰されそうにない)曲だったので、参加を決めた。
その時は、曲も難しくはないし、出不精だし、月に1度だけ練習に行けばいいか、と呑気(のんき)に考えていた。しかし、前回、自分のリズム感のなさに危機を覚え、フルで参加しなくちゃだめかも、と思いなおした。本番をぶち壊してしまう事態だけは避けたい。
先生にも、月2回参加します、と伝えた。
そんなわけで、猛暑の中、ヴァイオリンを背負い、せっせと練習場所に向かう私であった。
……こうして書いてみると、自分の、ヴァイオリンに対する向上心のなさが浮き彫りになるなあ。
今日の練習には、前回はお休みしていた女子高生が参加していた。この子の演奏が、うまいのだ。
Kジュニアアンサンブルは、初心者や子供が多く、みな、弾ける箇所・弾きたい箇所のみを弾いている。
それぞれのパートがゼロにならないよう、先生が事前に調整はするものの、層が薄くなるパートも出てきてしまう。
そうした、みなが弾きたがらないパートを、先生は、この女子高生に任せているようだ。彼女も、いつ・どのパートを割り振られても、即座に応じ、堂々と弾きこなす。
音も大きく、リズムも安定しており、合奏していると、同じパートでも違うパートでも弾きやすい。とても頼りになるのだ。
おかげで、前回は(自分のリズム感のなさゆえに)びくびく弾いていた曲も、安心して弾けた。
次回もいてほしいなあ、常にいてほしいなあ、と、四半世紀分ほど年上のおばちゃんは、ひっそり願うのであった。
最後は、カノンを3重奏で弾いた。
じゃんけんをし、大人の女性が1st、私が2nd、女子高生が3rdとなった。
もうひとり、幼い女の子を連れたお母さんもいたが、ちょっとでも離れると娘さんがぐずるため、楽器を置き、ふたりでぬり絵に興じていた。こんなふうに自分のペースで参加できるところが、Kジュニアアンサンブルのいいところだと思う。ゆるやかな雰囲気が、私は結構好きだ。
2ndの私は、1stの音に合わせなくてはならないのだが、3rdの女子高生の音が聞きやすくて、つい3rdに合わせて演奏してしまった。
先生が手拍子を打っていたため、目立つ事故もなく弾き終えたが、こういうのはよくないな、と反省している。
カノンを弾き終えたあと、先生が私の傍へやって来て、弓の持ち方を指導してくださった。
前の先生からも言われていたが、人差し指を遠い場所に置いてしまう癖がある。小指も、八角形の竿に乗せると、ずるっと落ちる。
グーに閉じた手を、ふわりと緩めた状態で弓を持つこと。意識して、ちゃんと直していこうと思う。
それにしても、猛暑の中を歩くと、体力を根こそぎ奪われる。
身体の節々も痛み、帰宅したとたん、ばったりと倒れ伏した。
Kバイオリンサークルへの入団も決まったので、来月はジュニアアンサンブルとの掛け持ちになる。
忙しくなるなあ、と思いつつも、ヴァイオリンづくしのスケジュールに、ほくそ笑んでしまう。ヴァイオリンをやってます感があって、いい。