バショウ
こんばんは。
植物園に行くと温室のバナナの木や旅人の木に会いに行きます。
うちの庭にもこんな木があったらいいのになあ。
うちの庭に、巨大温室を作ってバナナの木を植えるのは無理でも、バショウならなんとかなるのではないかしら。
ホームセンターやフローリストショップに行く度にバショウを探しても、売っていることはありません。もちろんネットで検索しても見当たらず。
植木職人をやっている友達に聞くと、バショウは育てている畑に直接買いに行くか、庭にバショウがある人から
分けてもらうしかないと言う。
三浦半島に作っている人がいるよとも。取りに行くには遠いなあ。
簡単に手に入る木ではないというのが
わかって、もしかしてバショウがある人知らない?と友達に聞いてみました。
しばらくすると、なんと知り合いにバショウを持っている友達がいるという。
バショウを里子に出していいか聞いてみてもらいました。
すると、ラッキーなことに、庭のとんでもないところから伸びてしまったバショウを持て余しているとのこと。
欲しいなら持ってってあげるとも。
こうしてうちの庭に里子のバショウがやってきたのでした。
最初は一本だったバショウが、次の年には二本になり、と増殖の気配があったけど、実をつけると枯れてしまうのでした。
この8年あまりで世代交代(?)を繰り返して、最初に植えた場所からどんどん移動するのです。
枯れてしまった根っこは盛り上がったままで、ぽこっと小山のようなって、この場所に植物を植えることが出来るようになるのは、いつなんだろう。
それでも見上げると、清々しく、大きな葉を風になびかせて気持ちよさそうにしているのを見ると、バショウっていいなあと思います。
いまでは、隣りにモミの木というミスマッチな事態になっているとしても。