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落語家・柳亭市寿 WEB

師走

2021.12.09 23:50

11月が終わり、

12月お歳暮シーズンです。

これを書いている今日が12/10

私の誕生日、37になります。


かの名人上手、談志師匠、志ん朝師匠、

己の師匠市馬にしても

37歳の時には皆既に真打です。

他の業界に目をうつしても

30代も半ばを過ぎれば既に偉業を成し遂げている年齢。


と、引き合いに出しても仕方ない。

己の土俵で、積める修業を積めば

それが一つの価値観の芸となるわけで、

回り道したようなサラリーマン時代すら

もはや可愛げのある年月に思えます。


私が今年ハマった盆栽も落語家人生に似ています。

盆という小さな空間の上で

ひとつの木が

何十年何百年かけて

生きている姿を見せてくれます。


座布団という小さな空間の上で

自分の人生、良くも悪くも見せる。


机上の空論ですが、

少しでもそんなことを意識しながら

焦らず確実に成長を見せていければと思います。


11月春夏秋冬の企画にて

「そば清 」に挑戦。

コロナ禍で覚えた噺で、

自分の勉強会と配信落語くらいでしかやっていなかったのですが、

ここにきて自分なりの演出を加えてみました。

元来SFチックなサゲなのですが

ネタ出ししていたし、サゲを読まれるが嫌で

ごっそり変えてみた。

そしたら噺が壊れちゃった 笑

というか、お客さまのウケはイマイチだった。


12月の味のれんや連雀亭では

元来の形に戻して、思った以上にウケて

「落語ってよく出来ているんだなぁ」

とまた思い直しました。


ちょうど円丈師匠が亡くなったニュースが流れまして、こんな師匠の発言を目にしました。


「お客さんは考えると笑わなくなっちゃうからね。古典に新作がかなわないのは、時間によって練り上げられた単純さ。なんのことだろうと考えた瞬間、お客は筋を忘れて止まってしまう」



筋やサゲを知っていることで

お客さんは安心していられる。

噺を捏ねくり回すよりも

まずは、在る素材の良さをしっかり引き出すこと。

古典落語を喋る者として、

円丈師匠の発言はまた大きなヒントをくれました。

そうそう、円丈師匠と私、

実は誕生日が一緒なんです。

あと春風亭一朝師匠も 笑


円丈師匠、一朝師匠、おめでとうございます。


柳亭市馬は12/6が誕生日。

弟子一同でお祝いしました♪

そしたら、コロナ禍で流れていた

市寿の一門歓迎会も同時開催してくれました。

有難いです。


2022年は良い年になりますように!