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Be ambitious, dear friends.

英語を学びたくなったきっかけ

2021.12.10 07:06

私は長く英語を学習し続けているのだが、今日は英語を学びたいと思ったきっかけを書こうと思う。

5歳になったころだ。

私の家には「こどもカラー図鑑」(という名前だったと記憶している)なるものが揃ってあり、科学や生物、エネルギーや社会などのテーマで写真や資料でいっぱいの大きな図鑑のセットがあった。子供が楽しく学べるように作られていた、10巻程のカラフルなそれらを眺めるのが大好きだった。


ある時強烈に惹かれたのが「えいご」の図鑑。こんにちは初めまして、からの自己紹介。好きなものを言う、家族について話す、など日常会話をテーマにしたイラスト入りでフリガナ付きのその大きな本にものすごく見入ってしまった。衝撃だったのだ。この世界には自分が話している言葉以外の言語が存在していること。そしてその言葉を話して日常生活を送っている人たちがいるってことに。私もこの英語、って言葉を話せるようになりたい…!と強烈に思った、願った。


当時なんとか読めたカタカナ(のフリガナ)を一生懸命読み上げては、「毎日少しずつ練習しよう。そうしてこの本の英語を全部覚えよう。そうしたら、英語が話せるようになるんだ」とワクワクしながら決意したものだった。


もちろん、5歳児に英語の発音やアクセントが分かるわけもなく。書かれているフリガナを読み上げるだけで英語が話せるようになれるはずはない。私の実家は関西の田舎町。英会話を習う(あるいは習わせる)という選択をする子供や親は周りで聞いたこともなく、もとより英会話教室など皆無の地域だった。だから、いつしか私はあきらめてしまったのだと思う。だって、ただ読み上げていても意味がわからなかったのだもの。


けれど今思うのは、あの時に「英語を話せるようになりたい」と憧れた思いは、私にとってとっても衝撃を与えた出来事だったのだなぁと。気づけば英語は私の人生においていわば食事か睡眠のごとく不可欠なものとなっているからです。


そして5歳の頃抱いた夢は果たされつつあるのだと思うのは単純に嬉しい。昔、なによりも大切にしていた宝物のビー玉を大人になってふと見出したように。それが


幼い頃のみならず、自分が「素敵だな」と思えた気持ちを大事にしてやるといい。素直な好奇心が、人生の新しい扉を開くことだってあり得るのだ。


Be ambitious, ladies and gentlemen!


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