法律の勉強するときに。。。
普通、法律書と言うと、六法全書などがすぐ頭に思い浮かべるでしょうか。
法学部の学生でもない限り、必要ないかもしれませんが、「法律学入門書」とか「法学入門」という類の本は、学生の為だけにしておくのではなく、法律の勉強にはたくさんの手助けをしてくれますので、一冊でも持っていたいものです。又、多くは、単なる、参考文献の紹介だけのものではありません。最も、人によっては、初心者が最初に会う為だけの本というかもしれません。しかし、紹介されている本からたどっていくことで、いろいろな方面にも広がってゆきます。それに、学び方の基本を教えてくれるハウツー本でもあります。最近のこれらの多くは、学生を主体にしている為か、勉強の仕方から、論文の書き方、文献のしらべ方、さらには、学生時代の過ごし方まで論及する時もあります。そのあたりを読む時は、学生時代を彷彿させもします。
さて、学生だけでなく、ビジネスマンや一般の人にも良いとおもうのが次の様な本です。(もちろんこれは、私個人の思いだけなので、偏見が多いかもしれません。)
①『法律学習マニュアル』弥永真生(有斐閣)
②『教材法学資料ハンドブック』(第一法規)
③『法律学の招待』(洋泉社)
➃『読書案内法学』(社会思想社)
②は正に、ビジネス(生活でも)上、出くわす多くの実物の書類等を現物に近い状態で図示しているので、必携です。どれも、やはり、法学部学生を対象に書かれています。③は一般大衆をも対象にしています。①は、研究に必要な論文の構成等については、大学院生・学者クラスと同等でしょう。これらが、いまあるかどうかは分かりません。図書館ならあるでしょうが、最後の➃はもう大分古く、文庫本でもありますが、多分古書店でも無いでしょう。しかし、そこに紹介されている文献の多くは古典と言われるものばかりです。ゆえに、それらは、絶版が多いでしょう。内容も難解物が多く購入するまでもないでしょうが、事、研究ともなれば必携書の類なので、高くても古書店で見つける時があれば買うべきものです。この手の専門書は、一般書の様に出せば売れるというものではなく、発行部数も少なく、値段が「高い」というのが相場です。