新しい資金調達方法 ICO
前回の投稿で少し触れたICO
ブロックチェーンや仮想通貨関連の会社が資金調達のために、取る方法"ICO"(Initial Coin Offering)またはクラウドセールやクラウドファンディングともいう。
「私たちのプロジェクトはこうですよ」みたいなビジョンをWEBで発表して
そのための開発資金を一般の人から集めます。
ほとんどの企業は創業数ヶ月〜数年のIT開発会社です。
歴史もない、実績もほぼない会社が企画だけで莫大な資金調達できる時代。
これまでの通常の企業が行う資金調達方法は、
銀行やベンチャーキャピタルに会社のビジョンを説明して出資を受ける
もちろんこの資金調達には厳しい制限がある。
まして、株式市場に上場して資金調達するのは難しい。
さらに厳しい審査基準をクリアーして
やっと上場できた。 → 資金調達成功という流れ
上場してからも大変な決算報告や株主総会、株主に意見される。
しかーし、ICOにはそういったものが全くない。
もし、仮に開発に失敗しても、責任を追求されることはほとんどない。
もちろん出資金が返済されることもない。
2014年にイーサリアムがこの方法で資金を集めた。
今やビットコインに追い抜く勢いで急成長している。
イーサリアムが集めた資金は約20億円、
集まった資金は開発費に使える。
出資者は、
出資した金額に応じて発行するイーサリアム(コイン)がもらえる。
いわば証券のようなもの
ネット上で送られてきて自分のパソコン画面に表示される。
当時、1イーサリアムが確か15円〜20円程度です。
約3年で随分と開発も進んで価格も上昇した。
例えば当時20,000円投資したとしたら1,000イーサリアムがもらえた
イーサリアムは最高値で40,000円価格がついた。
1,000イーサリアム✖️40,000円=4,000万円を手にしたことになる。
なんと、ICOに参加した人は投資額が2,000倍になったことになる。
イーサリアムは大成功例ですが、
この後も数々の会社がこの方式を使って資金調達に成功しています。
確かに2,000という倍率もすごい、1/10の話しでも200倍です。
私がもっとすごいと思うのはこの手法でこれだけの資金が一瞬で集まるということです。
これまでの常識からは想像もつかない時代になります。
明らかに世の中は変わってきている。
大きな変化が起こると感じています。
他にも多くの企業がこの方式で資金調達に成功しています。
続きはまた書きます。