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中国生活 1990年

2017.06.28 11:00

 1年後の中国-3

 2月3日(土)、遂に天安門広場を訪れた。あの日より、8カ月。戒厳令が1月11日に解除されてから1カ月近く経っていた。一見、1年前と変わりがないように見えた。多くの中国国内観光旅行者が、広場で写真を撮っていた。写真屋も出て以前のように商売していた。しかし、外国人観光客はほとんどいなかった。広場近くの「琉璃厂」へ行ったが、以前は9割が外国人観光客のようであったが、今回はほとんどが中国人観光客であった。1カ月後、再度天安門広場を訪れたが、状況は同じであった。

 広場の所々を観察すると、当時の傷跡が残っているようで、修復されていない所がまだ多かった。

戦車が回転したような痕、燃え焦げたような痕、英雄記念碑の段の破損、張り紙が貼ってあったような痕、天安門に掲げられている毛沢東の肖像画も替わっているのに気付いた。(当時、泥を投げつけられたという報道があった)