棒高跳の旅 in 北欧/スウェーデン・ヨーテボリ
初めまして!速水舞です。
私は現在スウェーデンのヨーテボリ大学へ留学をしています。
先日、ヨーテボリで開催された陸上競技の試合を観戦したこともあり、今回はスウェーデンの陸上競技事情について情報を発信できればと思います。
ヨーテボリはスウェーデンの第二の都市です。
街並みがとても綺麗で、森や湖など自然にも溢れています。夏は気温が30度以上になることは珍しくとても過ごしやすいです。
冬は氷点下になることが多く、日照時間が短いため最近(12月)は15時半ごろには暗くなってしまいます。
そのため、冬の陸上競技の練習は室内が主になります。
【スウェーデンの室内大会を観戦!】
室内競技場(Friidrottenshus)
スウェーデン語で陸上競技は”Friidrott”です。
ここはヨーテボリ南部に位置する総合運動場で、隣には全天候型屋外競技場、アイスホッケー場、ウエイトトレーニング場があります。
スウェーデンの本格的な室内シーズンは1〜3月ですが、11月後半から記録会が行われ、今回の選手権は年内最大のイベントでした。
選手権の名前はJulklappsjakten (クリスマス・プレゼント・ハント)です。
名前が可愛いですね!
今回はスウェーデン国内だけでなく、ドイツ、デンマークからも選手が集まりました。
また、クラブチームに所属している選手であれば誰でも参加できます。
競技レベルや年齢問わず、他国の選手と交流できるのは羨ましいですね!
カテゴリーは、10歳から17歳は各年齢・性別で分かれていて、18歳以降は「男性」、「女性」のみです。
【スウェーデンのクラブチーム事情】
スウェーデンではクラブチームが部活動のような位置付けです。
ヨーテボリの地域クラブは10チーム以上あり、夏か冬の陸上教室に参加した人(10歳以上)であれば誰でも入会できます。(入会の時期は毎年10月です。)
費用は年間約900スウェーデンクロナ(1万2000円前後)なので、日本の部活動とあまり変わらない印象です。
試合の参加費用はクラブチームが負担してくれるそうです。
ヨーテボリ内の多くのクラブチームは今回の競技場(Friidrottenshus)で練習しています。
練習時間やコーチは年齢によって分かれています。中学生は週3回、高校生は週4回練習しているそうで、他のスポーツと掛け持ちしている選手も沢山います。
ちなみに、指導は基本的にスウェーデン語ですが、スウェーデンでは若者から年配の方まで驚くほど英語が流暢なので、わからない時は英語で話してくれます!
スウェーデンでは室内と屋外で年に2回シーズンがあります。
10月からは練習を含め全ての試合を室内競技場で行い、4月頃から屋外の練習に移行します。
屋外競技場には屋根がついているスペースがあり、雨天時にも練習できます
「主なシーズンの流れ」
- 室内シーズン
10月〜12月 トレーニング期
1月〜 3月 試合期 - 屋外シーズン
4月〜 5月 トレーニング期
6月〜 8月 試合期間 - オフ(9月)
【最後に】
スウェーデンでは、Fikaというコーヒーブレイクを大切にする文化・習慣があります。
仕事場や大学の授業でも、ほっと一息ついてお茶を飲んだりお菓子を食べたりする時間がコミュニケーションを取る上でも大切にされています。
競技場内でも、審判や観客の方がFikaをしている様子が見られて、ほっこりしました。
また、大会中は手拍子で応援したり、アナウンスの方が盛り上げたりお祭りのような雰囲気で見ている側もとても楽しかったです!!
クラブチームには10歳から大人まで所属しているので、小中学生の選手がエリート選手の競技を間近で見られるのは魅力的だと感じました。
新型コロナの影響でどうなるかわかりませんが、来年の大会も観戦に行きたいと思います!
【質問を募集しています!】
現在スウェーデンのヨーテボリ大学へ留学中の舞ちゃんに、「スウェーデンの陸上事情」「留学のこと」などなど、読者の皆さんから質問を募集しています!!