鍾乳洞とビーチとガウディと。
マジョルカ島1日目は朝の5時にブリュッセルを出発したので、8時にはマジョルカに到着。丸一日観光しました。
この日行ったのは東部にあるドラック洞窟という鍾乳洞(パルマから長距離バスで1時間ほど、往復16€)。結構規模は大きいし、洞窟の中は涼しいし、なかなか楽しめました。 洞窟の中を歩き進んで行くと、最後のあたりに水が溜まって大きな池のようになっているスポットがあり、コンサートホールのようになっていました。ここではショパンの生演奏が行われます(マジョルカはショパンが恋人と療養した島だとか)。演者たちを乗せた小舟が、真っ暗な洞窟の中をゆっくりと演奏しながら進んでいきます。鍾乳洞でショパンなんてロマンチックで粋ですが、ただ、あまり音楽が聞こえず、企画負けしている感じでした。
<ひんやりと涼しい鍾乳洞の中>
<鍾乳洞の中での演奏は小舟の上で>
夜はパルマに戻って、Barへ。サングリアを飲んで、タパスを食べて、イベリコ豚のステーキを食べて。「Tramuntana」という店だったのですが、ここがあまりにも美味しくて2回も行ってしまいました。特にサングリアは絶品。サングリアってかなり当たり外れがあるのですが(ファンタや、シロップで割ってたり…)、ここのは本物のオレンジジュースで割ってて、しかも価格も良心的で大満足。もしまたマジョルカに来ることがあったらぜひ再訪したいお店です。
2日目はトラムやフェリーを乗り継いで島の北部の「Port de Soiler」というビーチへ。私は海が苦手なので、近くでゆっくりするだけでしたが、青い空に青い海を楽しめて、久々に暑ーい「これぞ夏」、を体感できて楽しかったです。
特に良かったのは道中の景色。パルマとSoilerは往復5時間ほどかかるのですが、とてもレトロな木のトラムに乗って、窓を全開にしてゆっくりガタンゴトンと、マジョルカの熱く乾いた、オリーブ畑と極彩色の花がちらちらと咲く大地を見ながらの移動はとても贅沢なものでした。レトロなトラムなのでクーラーなんてなく、日があたるととても暑いのですが、この暑さも過ぎてしまえばひと夏の思い出だなぁと思えてしまいます。
<レトロな木製列車で向かいます>
<車窓からの風景>
<ローマ風イカのフリットは、アイオリソースの味で美味しかった>
<青い海!>
夜はパエリアを食べにホテル近くのパエリア専門店へ。ここのパエリアがものすごく美味しかったです(「Sa Crunca」というお店)。
3日目は昼過ぎの飛行機だったので、朝は街歩き、昼にはGaudiのパルマ大聖堂を見にいきました。ネット上で情報を見つけられなかったのですが、私たちが行った日曜日は12:45からしか入れませんでしたので、もし日曜に行かれる方がいたらご留意を。
GaudiのデザインはThe・Gaudiといった感じで相変わらずエキセントリック!奇抜だなぁ、面白いなぁと楽しく観賞しました。
<パルマ大聖堂外観>
<Gaudiの設計した祭壇>
こんなにスペインで美味しいものが食べられたのも、効率的に観光が出来たのも、これもすべて一緒に行ってくれた友人のおかげ。私は何もせず、写真を撮るか、たまにスペイン語を話すくらいで、すっかりみんなにおんぶに抱っこの旅になってしまいました。
最後に素敵な思い出をありがとう!
さて、次は夫との最後の旅行、南ポーランドです。