知らないと損をすること〜国語のテスト勉強編〜
先日大きなお買い物をした直後「昼ご飯何食べようかなぁ」とブラブラしていたら、
マクドナルドがあって見た瞬間無性にポテトが食べたくなりました。
お店に入ってハンバーガーとコーラとポテトを注文。
いつもより何だかめっちゃ安い!と思ったら、
ポテトがどのサイズも150円のキャンペーン中でした。
ポテト好きな私。もしそれを知らずにお財布や身体に遠慮してMサイズを頼んでいたとしたら…
ま、なんてことはないですが、
「知らないって損をすることもあるよな」とふと思った次第でした。
うん、なんだか本当にどうでもいいですね。
知らないと損をすることもある。
今日は国語についてのそんなお話。
これも先日のお話ですが、
高校の現代文のテスト対策中に、
最近入塾してくれた高校1年生の生徒がふとこんなことを言いました。
「中学校の時、いつも国語のテスト時間足りなくなってたんだよねー」
ん?
彼女の実力から言ってそんなことはないだろうと思った私は、
もう少しその発言を深掘りしてみました。
「え?どこに時間がかかってたの?」
彼女の口から出たのは驚きの一言でした。
「え?だって全部読むのって大変じゃん。みんなよく読めるよね」
これはそれが良いとか悪いとかの話ではありません。
人によっては「いや、それは損じゃなくていいことだ!」という方もいらっしゃるでしょう。
ただ、入試のように初めて見る文章を解くわけではない(ことが多い)
中学校の国語のテストの解き方のセオリーは、
前もってテスト範囲の文章を読み込み、
本番のテスト中は本文は読まずとも問題文だけ読んでスラスラ解ける状態にしておくことです。
彼女はそのセオリーを知らなかったのです。
例えば「走れメロス」がテスト範囲であれば、
ある程度「走れメロス」を読み込んだ上で、
どんな問題が出るかなと予測し、対策を立て、本番のテストに臨みます。
テストでは理想としては問題文だけ読んで答えを書き、
あまり本文を読むことに時間を使いたくありません。
そこでなるべく余らせた時間を、
他の初見の文章問題や文法など、考えなくてはいけない問題に使いたいですね。
これが学校の国語のテストは暗記科目に似ていると言われる所以です。
「なるほど!」
彼女は私が説明の途中「この人は何を言っているのだろう」と目を丸くしていましたが、
最後には「私めっちゃ真剣勝負してたじゃん。損したー」と笑っていました。
彼女は「前もって内容を完璧にするのはズルかな」とか「先生が少し内容を変えてくるかも」とか
いろいろ考えた結果、本番で頑張って解くスタイルにしたそうですが、
それで毎回時間が足りず高得点を逃していたとあれば勿体無いお話ですよね。
「中学生から塾に通っててもっと早く気付けてたら…」
「たられば」をいくら言ってもその時間は戻ってくることはありませんから、
今は戻ってこない時間に思い馳せるよりも、
これからの時間、次のテストに集中しようという意味合いを込めて、
私の大好きな言葉を贈らせて頂きました。
「過去と他人は変えられない。でも、自分と未来は変えられるよ」
少しドヤ顔風でしたが既に彼女はテスト勉強に集中していました。あらま。
そんなことがあったので、
一応共有がてら記事にしてみました。
「そんなこと当たり前でしょ」と思うあなたも、
「え?そうだったの!」と思うあなたも、
世の中には案外そういうことが溢れていますから、
このエピソード自体がいつかの何かの参考になれば幸いです。
国語については以前にも同じようなことを書きました。
本日もHOMEにお越しいただき誠にありがとうございます。
「そん」なお話…