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HOSTROID® / ホストロイド® 代表 橘聖也

学ぶもの、省くもの

2017.06.29 08:22

本日は、オリエンタルランドの株主総会に行ってきました。



テーマパーク運営ということで、当店とはまったく業種は別ですが、「夢の国」と同じく夢を与えるのが我々の業種であり、ミッキーやミニー、ドナルド達のように、当店のロイド達も一人一人がお客様の笑顔を引き出すことも同じです。


本日、質疑応答の中で出た内容で、これは当店も忘れてはならないことであり、常に考えなければならないと思わせる質問もありました。



ここ最近、ファンの間でも

よく話に出る「ショーのマンネリ化」について。


わたしも、もう何年も年間パスポートで遊びに行っていますが、2015年あたりから、どうも面白みに欠ける、保守的過ぎる点、パーク全体の質の低下を感じていました。


もちろん、オリエンタルランド側にも主張はありますが、毎年代わり映えのしないショーは飽きてしまいます。


当店はまだオープンして二ヶ月しか経っていないので、大型イベントはおろか、キャラクターも「ミッキーフレンズの一部」がやっと集まったくらいな感じで、他店と比べると人数も少なく、キャンペーンも小規模なものです。

ただ、イベントをやるにしても、キャンペーンをやるにしても、まずはお客様第一に楽しめるものが必要と思っています。


通り一変の値下げキャンペーンをしたところで、質が悪ければ、値段が安くても利用はしていただけないと思っております。


質の低下という話に関しては、「パーク内のキャストの質の低下」が多く指摘されていました。

それはわたしも同意見で、最近ディズニーリゾートのキャストの質が落ちている気がしていました。

つまり、ロイドの接客レベルが全体的に落ちている、というものと同等でしょう。


オリエンタルランド会長、加賀見俊夫(夢の国へお弁当持ち込みを禁止にした素晴らしい方)の言葉の中で「顧客満足度を高めるには、まず従業員満足度を向上させることが不可欠」という言葉が

あります。

オリエンタルランドは従業員=お客様になります。

お客様だった人が、従業員になるということは基本です。

オリエンタルランドは決して賃金が高いわけではなく、ディズニーが好きだから、という理由で従事してくれているキャストがほとんどです。

しかし、最近では経営はwhiteでも運営はblackなのでは? とまでオリエンタルランドは言われております。


これはとても大事なところです。


当店もこの会長の考えと同じく、まずロイドが当店でお仕事を楽しめるか、無駄なく効率よく接客が可能となっているか、バックアップが出来ているか、など常に考えている点があります。

もちろん、十匹アリがいれば、その一部はサボる、と言われているので、たまたまそのキャストに出会ってしまったお客様は運が悪かった、とも言えますが、アリ全体の質が上がれば…という話になります。


「うちのキャストが他社に行くと、オリエンタルランドからきた子は質が高いと言われています」とオリエンタルランド側は主張します。

しかしながら、議題に出るほどなので、皆感じていることなのでしょう。


当店は全体的な質をさらに上げるために、入店までの審査も三月〜五月までの審査に比べて六月はさらに難しくなっています。

写真選考→面接でしたが、写真選考→オンライン面接によるメールでの質疑応答→面接、と審査を増やしています。



「就職したい企業ランキング」にも常に名を連ねるオリエンタルランドでも、株主からの様々な指摘はあります。

特にオリエンタルランドに関しては、株主=ディズニーファンという形になるので、今回の質疑応答においての指摘や厳しい意見は、愛情ともとることが出来ますが、「1に利益」と考えはじめてしまうと、軸がブレて、このような形になるということを学びました。

軸がブレはじめたら、修正することは容易ではありません。


この他にも様々な質疑応答がされましたが、大半はディズニー好きではないと「なんのこっちゃ」で終わってしまうので、この辺で。





とても勉強になる、有意義な総会でした。