基礎の見え方〜ピアノ指導から〜
2017.06.29 14:17
教室へ伺う前に自動販売機に寄ったのですが、
その時自転車カゴに入っていたピアノバッグが
なんか景色に混じっていい感じだったので、パシャり。
今日は、「ト音記号のシとヘ音記号のレを覚えよう」
とのことで、そういう直感的に理解するっていう
頭の使い方を久々にするので、新鮮です。
生徒には、「そんなのも知らないの?w」とか
言われそうですが・・・。笑
いや、知ってるんですよ、順にドから
辿っていけばそのくらいは分かるんです。
しかし、直感的にやることはまた別物です。
やっとのこと、ト音記号とヘ音記号の
上下に並んだ楽譜から瞬時に音符を
読み取るという感覚が自分の中に
育ちつつある・・くらいの感じです。
さて、ピアノを練習について。
すでに弾いてみた曲のトレーニングでしたが、
やはり指導者がつくと完全に楽譜への
イメージ・印象がガラリと変わります。
そんな気をつけかたとか、そんな表現方法とか
考えもしなかったなぁ・・・と、
多分一人でやっていたら絶対に安易に
捉えてしまっていただろうということを
指導の中で実感しました。
「どんなに簡単な楽譜でも、表現の仕方は
人それぞれで、相手に与える印象もガラリと変わる。」
という言葉がぐさりと心に刺さり、
どんな楽譜でもそのストーリーを
しっかり読み取って表現しようと
尽くさねばならない・・と思いました。
もはやかっこいい曲より、簡単な曲を
丁寧に表現する方がまずは大切だと
そんなことを考えるようになりました。
だから、生徒がどんなにカッコよく難しい
曲を弾いていたとしても、羨ましくは
思わないようになりました。
そして、学習も同じことですね。
やはり先ずは、簡単なことへの見方が
多様で、豊かであるべきだと思いました。
解き方を”覚えても”、真の実力には育たない。
同じことなんですよね。