曲との最初の出会い
私のピアノの道のりの中で、譜読みって楽しい!譜読みが一番楽しいかも・・
なんて思い出したのは、実は大人になってからでした。
最近は知らない曲を課題にしようとしたとき、あえて誰の音源も聴かず
(あんなにyou tubeとかでいろんな曲を聴いてみてください、なんて言っていましたが・・)
まず、楽譜をじーっと見てこんなリズムなのかなとか、こんな旋律なのかなって感じて、それから音を実際に出していくんですが、
ほんとにたどたどしくはありますが文章を読んでいくように弾き進めていくと、その作曲家の世界が広がり、時々、「そういくか!」「さすがモーツァルト!」「この響きなんだ~」なんて譜読みをしながらなんとも言えない高揚感が湧き上がってくることがあります。
何度もぞわぞわと鳥肌たちながら譜読みしてる時もあります。
なんでしょう?年をとったからでしょうか・・。
たとえ有名な曲で何度も耳にしていた曲でもいざ譜読みをしていくと、「こうなってたんだ!」と新たな発見もあり、その曲がつくられた時代や作曲家のその時の気持ちにも想いを馳せるとまた楽しくなっていきます。
でもそれは、その曲の最初(譜読み)で出会う感動で、それが過ぎれば弾けるようになるためのテクニック的なものや、表現の難しさがそのあとにただひたすらあるわけです。
もちろん練習を繰り返し、音楽的に弾けるようになってくることはピアノの醍醐味ですが、
曲との最初の出会い(譜読み)は文字通り最初にしかありません。
この最初の出会い(譜読み)、苦手ー!きら~い!って方、いませんか?
私が子供の頃はどうだったかというと。
譜読みは嫌いでした・・・たぶん。
新しい曲にいくのが苦痛だったと思います。
それがいつしか、譜読み好きに変わっていきました。
クラシック音楽を楽しむためには、この譜読みはとても大事なものです。
そして譜読みが楽しくなれば、ピアノももっと楽しくなります。
好きな曲を自力でも楽しめるようにもなります。
「譜読み」について、次回も書きたいとおもいます。