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起業道場 vol.1

2016.08.16 15:13

道場…。

そんな響きなものだから、どんな人がいるのかななんて期待と不安で会場に向かいました。

場所は東札幌にある札幌市産業復興センター。

人数は15名くらいで一つの教室で資料とパワーポイントを使って受講するスタイル。


受講者の方々は性別も年齢もバラバラで、初日なので皆どんな職種の起業を計画してるのかとても気になるところ。


ですが自己紹介を聞いていると、誰一人同じ職種の人がいませんでした。

卸し、輸送系、介護、web関連などなど。

飲食関係はいましたが、店ではなく、『食』に関わる仕事という方々でした。


中には起業したいという訳でもなく、まずはどんなものかと勉強にきました!という中年のオジさんもいたりして色んな人が参加するのだなと。


第一回目(午前の部)の受講は、「創業の心構え~」という『これから起業する人へ』的な概要でした。


駆け足で進む講義を必死に聞いていたけど、覚えているのは

・日本は諸外国と比べて起業率が少ないよ

・開業する企業より廃業する方が多いよ

・商売は『三方良し』という考えが大事だよ

・北海道の消費者は安すぎず高すぎない中間層を狙うのがgoodだよ

・飲食でいえばメニューの中心価格帯をどこに設定するかが大事だよ

ということくらいでしょうか。笑


二時間半の講義で資料も多く、なかなか頭に入らなかったのが正直なところ。


実際よくある『これから店を開業を目指す人へのHOW TO本!』などに載っていそうな話が主でした。


要は『起業は楽しいけど大変だから心してかかりなさい』ということだと思います。

ただ本で読むよりも、中小企業診断士の先生の話には熱があってふむふむと感心することも多々ありました。



第二回目(午後の部)は『事業計画書の作り方』。

これはとても実用的な講義でした。数カ月前からこつこつ自分なりに事業計画書を作っている身としては勉強になりました。


Q:事業計画書は何のために作るのか?

A:自分のため→自分がやろうとしている『店の核』をしっかり持つための指針として

A:共に働くスタッフのため→どういう店にしたいのかを共に共有し同じ方向を目指すため

A:家族のため→家族の理解は大切。どのようなことをしたいのか、やっていけるのかをわかってもらうため

A:融資をしてもらうため→起業の際に必要な資金調達のために、しっかりとした計画があると伝えるため


事業計画書というのは、これから何をどのようにやろうとしているかを可視化させた地図のようなものだと思います。


きっとやっていくうちに忘れたり、どうしていいか迷った時に立ち返るためのものとして大切なのだと思いました。しっかり作っていきたいと思います。



ただ一つ。

講師の先生も言っていましたが、事業計画書作りに力を入れすぎるあまり「絵に描いた餅」にならないようにしないとなと。「策士策に溺れるなよ」ということですね。

最近計画書作りにのめり込みすぎなところがあるので、気をつけねばと思わされた講義でもありました。