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colorfulnote

Coffee Social -一次情報に触れる大切さ-

2017.06.30 16:48

突然ですが、ブログ3週間連続更新にチャレンジします!


1年半のアメリカ生活も、気がつけば折り返し地点。

もっと更新頻度を上げて発信していきたいなと思っていたところ、Twitterで吉田佐和子さんの呼びかけを見て、3週間連続更新にチャレンジすることにしました。


アメリカ生活・英語学習・旅・アート・本のことなど、毎日お届けしていきますのでよろしければお付き合いください♩


一一一一一

先日、所属している国際交流団体のイベント、”Coffee Social”に行ってきました。


Coffee Socialって?


Coffee Socialは、世界各国のバックグラウンドを持つ団体のアンバサダーが集い、コーヒーを飲みながら、事前に配られた文章について感じたことをディスカッションするというもの。


ちなみに、今回参加していたメンバーの国籍は、アメリカ、コロンビア、スコットランド、インド、南スーダンでした!


口笛が人のイメージを変える?


今回、事前配布された文章のタイトルは、”Whistling Vivaldi(口笛でヴィバルディを吹く)”。


ニューヨークタイムズのコラムニストをしているアフリカ系アメリカ人の黒人男性が、シカゴ大学に在学中の体験を綴ったものでした。


男性は、街で人とすれ違う際に、目をそらされたり、反対側の歩道に移られたりということを頻繁に経験していたそう。


どうすれば人々の緊張を解くことができるか考えた末、ヴィバルディの”四季”を口笛で吹くようにしたところ、すれ違う人が微笑みかけてくれるようになったとのこと。


上流階級のイメージがあるクラシック音楽を口笛で吹くという行為が、その男性をアフリカ系アメリカ人男性のステレオタイプから切り離し、洗練された男性という印象に変えた。


このことが、ステレオタイプが私たちの生活や社会に与えている影響を示している。

文章はこのように結ばれていました。


メンバーがアメリカで体験したこと


上記内容について始まったディスカッション。

特に印象に残ったのは、コロンビアの女性のお話でした。


彼女はアメリカ人の白人男性と結婚しているのですが、夫婦で食事をした後、必ずといっていいほど会計を別々に提示されるとのこと。


人種が違うことで、夫婦ではないようにみられてしまう。

ニューヨークやシカゴではそのようなことはないのに、中西部の都市ではステレオタイプがまだ根強いのではないかと話していました。


また、南スーダン出身の黒人男性からは、教会に行ったところ、周りの人からジロジロ見られたり、”What are you doing?"と声をかけられて戸惑ったというお話がありました。


私はこの街に住んでいて、アジア人であることで嫌な思いをしたことはなかったので、上記のようなお話を聞いて驚きました。


一次情報に触れる大切さ


一方で、認めたくはありませんが、自分の中にも人種に対するイメージは無意識に残ってしまっているのも事実です。


私は北海道出身なのですが、田舎に住んでいると外国人と接する機会って結構限られています。

今思い出せるのはALTの先生や高校への短期留学生くらい。いずれも白人の方でした。


直に接する機会がない対象については、メディアを通して得る情報しかなく、それゆえに有色人種の外国人の方に対して怖いというイメージを持ってしまいがちなのかなと思います。


ステレオタイプの弊害を避けるために一番なのは、やはり直接交流する機会を持ち、一次情報に触れることだと思います。


私はこちらに住んで魅力的な有色人種の友人に出会い、ステレオタイプのイメージって現実とかけ離れていることの方が多いのでは?と実感しています。


日本に帰国したら、国籍や人種を超えて、気軽に話し合えるCoffee Socialのような場所を作れたらすごく素敵だなと思いました。


感想


「行きたい!でも話についていけるか怖い…」と葛藤しつつの参加でしたが、思い切って行ってみてよかったです。


ものすごい勢いで自分の意見を堂々と話すメンバーに対して、なかなか割り込めず、私が発言できたのはわずか2回ほど。


それでも、他の方の話を聞いて色々なことを感じられたし、少しですが日本のことも伝えられたので良しとします。


いつになったら自分の思い描く”英語がペラペラな人”になれるんだろう…と悶々とする気持ちもありますが、日々の積み重ねを大切にしていこうと思います!