フリード+に電源システムを作りました【準備編】
車中泊で電気を使いたい
先日、フリード+で車中泊をしました。湯たんぽのおかげで眠れましたが夜は寒い!せめて電気毛布が使えれば快適なのではと考えて、電源システムを作りました。
ハイブリッドシステムの電池から電源が取れれば最高なのですが、技術資料が見つからずサブバッテリーを設置することにしました。
電源システム要件
1,サブバッテリーへは走行中に充電したい。
2,停車中はサブバッテリーの電源のみで生活したい。
3,夜から朝まで電気毛布を使いたい。
4、ついでにスマホ充電もしたい。
5,サーフィンのときは洗濯用の風呂水ポンプで作ったシャワーを使いたい。
アイソレーター
サブバッテリーに走行中に充電するためのアイソレーター。ニューエラ社のSBC-004を選択しました。日本産で、ACC電源でON/OFFができ、昇圧回路があってサブバッテリーに確実に充電ができる点を評価しました。ソーラーパネルからの入力も可能です(計画してませんけど)。端子付きです。予備ヒューズが1個付属。昇圧回路は付属の配線で横のピンを短絡させると有効になります。
ACC電源の取り出し用にヒューズ電源も購入。
サブバッテリー
ACデルコ社のボイジャーにしました。ボートなど船舶でも使われていて互換品もあるくらいシールドバッテリーの基準になるモデルですよね。M30MFと悩んでM27MFにしましたが予想以上に重くて、慎重に持ち上げないと腰がやばそう。2個並列とかどうやって置くのかな。
ケーブル・電線、端子
バッテリーからアイソレータへの電線は、どうやらKIVが多いようですね。でもたしかKIVは耐熱60℃のはずなんだよなー、エンジンルームで使っても大丈夫なのかね。
ということで、8SQの仕様を調べてみました。
AVが自動車用の電線なので、これと同等もしくは同等以上の性能があれば。
・AV
自動車用ビニル絶縁電線。導体:外径3.7mm 絶縁体:厚さ0.9mm 外径5.5mm 耐熱80℃ 許容電流74A
・KIV
電気機器用ビニル絶縁電線。導体:外径3.7mm 絶縁体:厚さ1.2mm 外径6.1mm 耐熱60℃ 許容電流61A
・HKIV
電気機器用2種ビニル絶縁電線。導体:外径3.7mm 絶縁体:厚さ1.2mm 外径6.1mm 耐熱75℃ 許容電流74A
・・・ KIVはやはり耐熱が心配ですね。HKIVは絶縁体を工夫して100℃あたりまで大丈夫なのもありますね。電気機器用よりも自動車用の電線を使ったほうが安心かも。
うぐいすが購入したのはこちら。
・N-SKILL耐熱OFCハイパワーケーブル
西大阪製線の自動車用電源ケーブル。導体:外径4.2mm 絶縁体:厚さ1.1mm 外径6.5mm 耐熱85℃ 許容電流70A
赤を7m、黒を3mで購入しましたが失敗でした、赤6m黒4mがベストでした。8SQくらい太くなると、つなぐのはムズいので長めに用意したほうがいいですね。
電線保護のコルゲートチューブ
エーモンの配線チューブ(連続使用温度95℃)内径7mm・長さ2mを3個。
端子の穴で失敗
8SQで穴が10mmの端子(R10-8)を購入しました。が!、10mmだと穴が大きすぎたので、R8-8を追加購入しました。
今回購入したのはこちら。5.5SQの端子も買ってしまいましたー。端子のカシメ部分用の絶縁キャップは必要です。あとは手持ちの材料を使いました。
設置場所
2列目後ろの荷台に木枠を作って設置し、バッテリーを置きました。
木枠はゴムベルトで固定しています。
次は
メインバッテリーからの電線引き込みとアイソレータの接続をやります。