「爆音」という付加価値で映画をさらに魅力にさせる。
自らの五感を信じることのできぬ人間は、
五感以外の何物も信じることのできぬ人間同様狂人である。
( チェスタートン/イギリスの作家 )
昨日、109名古屋シネマズで上映した爆音映画祭に行った。
爆音上映とは、音楽ライヴ用の音響機材を使って極上の音響と音量で映画を上映する、かつてない上映方法。昨年、東京の立川シネマシティで「マッドマックス怒りのデスロード」の爆音上映が盛り上がっているのを知ってそんな映画館があるんだと知ったが、2004年から『吉祥寺バウスシアター』で行っていたらしい。
そんな爆音上映が名古屋で行うと知って、前売り開始日の深夜0時にチケットを予約しようとしたが、寝てしまって翌朝に慌ててチケットを取った。その時点で初日の夜のマッドマックス怒りのデスロードは8割も席が埋まっていた。
僕がチケットを取ったのは、クリストファー・ノーラン監督のバットマン3部作の傑作「ダークナイト」と「マッドマックス怒りのデスロード」だ。キングスマン、ララランドも観たかったが、日程が合わなくて断念した。
Twitterでは前夜に機材の設営をツイートしていた。この時点でワクワクしていた。
で、設営はこんなです。
スピーカーとウーハーがスクリーン下にありました。
まずは1本目「ダークナイト」
バットマンの映画なのだが、この映画は別格だ。
2008年上映時に観たのだが、衝撃を受けた。アメコミヒーロー映画の感覚で観たのだが震えた。
「バットマンビギンズ」「ダークナイト」「ダークナイトライジング」の3部作となっているのだが、あまりにもこの「ダークナイト」が凄すぎるので他の2作がちょっと霞むくらい(笑)
メインポスターでも分かるように「ダークナイト」は主役のバットマンよりヒース・レジャー演じるジョーカーが凄すぎる。ヒースのイカレ具合がハンパないのだ。
睡眠薬等の薬物併用摂取による急性薬物中毒により急死したヒース・レジャーが主役のバットマンを超えている。
もちろん、バットマンもカッコいい、バットモービルやバットポットバイクがカッコよすぎてたまりません。ここは爆音で活かされているシーンだ。
爆音と言っても耳をつんざく音ではない。もっと「ワンワン・・・」と耳鳴りがすると思っていたが、そこまでの音量ではなく、腹にズドンとくるくらい。
でも、爆発音はもちろん、銃声の音や弾丸の落ちる音など通常の映画の音とは全く違う。
物語もよく出来ておりダークナイトは「闇の騎士」であり、「光の騎士」との違いは?「正義」と「悪」とは? と考えさせられる結構深いストーリーなのだ。
3部作の2作目であるこれだけ見ても十分楽しめるので是非。
もう1本は「マッドマックス怒りのデスロード」」
これは立川シネマシティで爆音上映を昨年していて観に行きたかったので楽しみにしていた。
もう、マッドマックスにはストーリーはどうでもいい。
イカレた男たちが乗る
砂漠を駆け抜けるイカレた車たちの爆音を感じるだけで十分なのだ。
音が違うだけで今まで観た映画の感じ方が違う
爆音とは言え極上な音だったとわかったので
ラ・ラ・ランドも観たかったなぁ~。
今回上映にはないが映画『SING/シング』もいいね。
また名古屋で爆音映画祭がある事を希望します。