手描きイラストなどをキレイにデータ化する方法

2017.07.02 07:28

初心者の方向け「手描きイラストなどをキレイにデータ化する方法」です。

手描きイラストなどのデザインデータで印刷入稿する場合、キレイにデータ化した方が当然キレイに印刷されます。

そのためにはここでご紹介する方法でデータ化し、「PDF」という形式のデータにしてアップロードする事が必須です。

《2つの注意点》

手描きイラストのデータ化にはコンビニのコピー機やご家庭のプリンターなどでスキャンします。

スキャンの際、これから挙げる注意点を参考にしてください。

1.余計なゴミと汚れに要注意! 

髪の毛・糸くず・紙の汚れ・シワ・傷・消し忘れなどなど、紙上に残っているとデータ化の際に一緒に画像になってしまいます。

特に髪の毛・糸くずは作業の際に紛れ込みやすいので注意しましょう。

紙上にゴミが無くても、スキャナーの読み取り面やカメラのレンズに汚れが付着している場合もあります。

初歩的が故に見落としがちなので、こちらもしっかりと確認しましょう!


2.解像度は最高に設定!

この段階では設定できる最高の解像度を選択することをオススメします。

最低でも解像度の数値を「350dpi」以上に設定しましょう。

サイズが大きくなり過ぎてもレタッチの際に適正サイズに調整できますので問題ありません。

※画像データには解像度と言われる画素の密度が設定されています。この数値が大きければ大きいほどより細かい画像データになります。

解像度を高くするということは、レタッチ時の画像劣化を防ぎ、修正方法の選択肢を増やすことに繋がります。

このように低解像度のものは非常に荒く見えてしまうのがわかりますね。この状態だと、残念ながらきれいに印刷することはできません。

最初の解像度設定によって荒くなってしまったものを、後になって高解像度に変換することは不可能なのでご注意を!

《スキャンする時のポイント》

家庭用のスキャナーでは画像のスキャン時にトリミング(切り取り)できるものがあります。

スキャニングソフト上で範囲を指定して、紙の切れ目などの余計な情報を最初から取り除いていきましょう。

取り込む前に画像がしっかりと水平になるよう、紙の位置を調整するのも重要です。

このように余計な情報を省くことで、より見せたい部分がはっきりした使いやすいイラストになりますね!


《データ化する時のポイント(まとめ)》

•ゴミと汚れに注意する

•解像度は最高設定に

•余計なものはできるだけ入れず、入った場合はトリミングで取り除いておく

•水平になっているデータを作る

以上のポイントを押さえて、データ化は完了です!


・参考ページ PIXTAChannel