Ameba Ownd

アプリで簡単、無料ホームページ作成

marco自転車タイヤショップ

オーバーホール

2012.05.26 09:21

普段の生活から考えたら20年ってすごく昔ですけど、こと自転車に関していえばそれほど

昔じゃないような気がするのは私だけでしょうか?



今回オーバーホールのご依頼を受けた自転車は20年ほど前の自転車。この自転車のオーナー様は

いつかまた乗る日もくるだろうということで厳重に梱包して保管していたそうで外観はすごく

きれいな状況で持ち込まれました。



お客様と話しているときは忘れていましたけど、20年前1990年代最初のころ SHIMANO が

STI レバー出したんですよね。自分の今でも使ってる BOTTECCHIA も確か 1993 年モデルで

105 の STI レバーつけてて、その後 600 、DURA ACE とお決まりの進化を遂げてって

今はカンパに換えちゃってます。



 今回のオーバーホールは基本の

 分解、クリーニング、注油のほかに

 チューブラーホイールを

 クリンチャーホイールに換えました

 できるだけ使えるものは使うということで

 スポークはカットしてハブをメンテして

 そのまま流用しました

 

 ブレーキシューはゴムも劣化しているし

 現行の R55C3 はすごくいいゴムなので

 換えましたけど、変速に関しては

 多少遅いかなとも思いますけど、これでも

 問題ないかなの進化レベルですね

 ただ8速はちょっと辛いかな



 乗ってないで保管していた場合

 よくある不具合は、この STI レバーの

 作動不良だと思います

 ラチェットのリターンスプリングは意外と

 繊細な弱いバネを使ってるため

 グリースが硬化してるとラチェットが

 動かなくなります

 これは機械的に破損しているわけ

 ではないので時間をかければ復活します



 20年近い冬眠を経て復活した

 ロードバイク、かなりカッコよいですね