Ameba Ownd

アプリで簡単、無料ホームページ作成

marco自転車タイヤショップ

SHIMANO WH-7701 の修理

2012.11.27 03:56

シマノの WH-7700 系の完組ホイールは特異なデザインでビジュアル的にもカッコよかったので

使ってた方が多いようです。

今も使ってる方だと発売から 10 年も経って、ハブはメンテしながら使っててもスポークが

折れたりするトラブルが発生してきます。

当店でもしばらく前までは普通に修理を承っていたんですが、シマノでもスポークの在庫が

なくなってしまって再生産されてないためここのところはスポーク交換はお断りしていました。

基本は、純正パーツでの修理しかやらないのですが今回はお客様のたってのご希望で

SAPIM のスポークを使って修理してみました。



 純正のスポークもこのベント部分は

 普通のスポークと同じ形状なので

 このアルミのワッシャーを再利用すれば

 問題なくリムにフィットします



 ニップルは特殊形状なので

 純正品を使用します

 幸いニップルは他モデルでも

 使っているのでまだまだ在庫が

 あります



 ちなみに純正のフリー側スポークの

 シマノ品番は Y4AM98030 (278mm)

 です















































このホイールのリムはスポーク本数が少ない割りに最近のリムに比べて剛性が低くて

さらにスポークテンション高めで組まれているので最初から縦振れが 0.5mm 幅であります



右写真のテープを張ったのが今回使用した SAPIM CX-RAY 、シマノ純正品が 2.5mm 幅で

CX-RAY は 2.3mm 幅なんですが見たとこはほとんど違いがありません

さすがに厚さは、CX-RAY は半分ぐらいしかありませんから明らかに違いがわかります



今回の修理は、部品、工賃込みで2500円ほどでできました