呼吸のアイディア(腹筋群編?)

2017.07.02 13:05

こんにちは!さらです。

今日はお腹まわりから呼吸についてみてみます。

腹をつかって声を出せ!とかブレスのために腹筋を鍛えよう!とか多々言われますが

さて、どの腹筋?とか、理由はなに?とかを少しだけ、考えてみようと思います。


まず先に、筋肉の、場所による違いを説明してみます。


筋肉は身体の中で何層にもなっていて、ということは表層と深層があるわけですが、

最近もうお馴染みになった「インナーマッスル」とか「体幹の筋肉」とか言われるものは

深層の筋肉にあたるとおもいます。


これらは働いてくれていても感覚がほぼありません!

長時間疲労せずずっと働いてくれています。

なので、筋肉痛とかもないんですね。

例えば脊椎を起立させて支えてくれている筋肉群ですが、

起きている間ずっと重力に対抗してくれているにもかかわらず、

「今日めっちゃ脊柱まわりの筋肉疲れたわー!筋肉痛だわー」なんてこと、ないですよね?

むしろ、えっそんな筋肉いつも働いてんの!?って感じだと思います。


それとは反対に、表層の方の筋肉は動かしている感覚がある程度あり、

鍛えることで太くなり、その過程で疲労や痛みがあったりします。

ボディビルの人は主にこの表層の筋肉で身体づくりをしているんですね。

筋肉疲労を感じたり見た目の変化が出ることから、筋トレっていうとこの表層の筋肉をなんとかしようとしがちなのですが

硬くなった筋肉はつまり柔軟性に欠けるので、不要に硬化させると動きを阻害し怪我のもとになります。


そしてもうひとつ。色について。


筋肉には「赤筋」と「白筋」があります。

これは完全に別のものではなくて

筋繊維の中に赤白両方があり、割合によって決まるようです。

なのでトレーニングや需要によって白が赤になったり逆もあるんだそうです。

そして遺伝などにより赤筋白筋の割合は人によって異なります。


特徴は

赤:持久力がある・疲労しにくい・代謝が高い・力が弱い

白:瞬発力が高い・疲労しやすい・代謝が低い・力が強い

という感じです。

ということはここまでの話からもうお分かりかもしれませんが、

深層の筋肉は赤く、表層は白が多くなります。

体幹を支えてくれていたり心臓の動きや睡眠中の呼吸などのために働いている筋肉が

へたって仕事をしなくなってくれては困ります。

また、例えば走ったり咄嗟の出来事のために動いてくれる筋肉が力強く動いてくれないと有事に対応できません。


※お魚で考えるとわかりやすいかもしれません。

砂に隠れて餌に飛びかかるヒラメは白筋が多く、回遊し続けるマグロは赤筋が多いです。


さて…ここから腹筋の話に入ろうと思って書いていたのですが…

思いの外長くなってしまったので次回に分割します><

次こそ!腹筋!!