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がん治療はマラソンみたい

2017.07.02 15:21

こんばんは。

二つ前のコラムでまいまいも書いていましたが、あっという間に

7月ですね。1日中屋内で仕事をしているので、たまに外に出ると熱気でむっとしますが、

そんなTHE夏っ!って感じ、嫌いじゃない夏生まれのかとうです。


【 がん治療はマラソンみたい 】


以前のコラムでこんなことを書いていましたが、今日はちょっとそのことについて

書いてみたいと思います。

というのも、私が乳がんの告知を受けたのが6月末で、手術をしたのが7月中頃・・

この時期は否が応でも、治療当時のことや、入院時のこと、あぁこんなことあったなとか

おもい返してしまうのです。

本当にマラソンのようでした・・走っても走ってもゴール見えんし、きっついし・・

治療なんてやめたいし、でも止まれない、止まったら、やめたら、死んじゃうかもしれない。リアルにトンネルのような暗闇を走ってる夢とか見てました・・。


でも9年経ってみて、このマラソン、ひとりで走っていたんじゃなかったな・・って

気づきました。ウィッグを扱う仕事を始めた時に、ある人から

「私たちは伴走車だよ。頑張るのは本人だけど、そばで同じように走りながらサポート

していく存在だから」って言われて、あぁそういえば私の周りも見渡せば

色んな形でサポートしてくれた人がいた!と気づきました。

24時間テレビのアレみたいに、サポート走者がまわりにいっぱいいる感じです。


なんの因果かスタートラインに無理やり立たされて、走りたくもないのにスタート

していたがん治療の始まりですが、気づけばたくさんの人の支えの上で生かされて

いることに気づきました。

母が私を支えてくれていたように、母を支えてくれていた母の友人もいましたし、

そう思うと、きれいごとのように聞こえますが・・本当に感謝しかないのです。


よく患者さん同士で話すのですが、

「いちいち感動する体質」になるよね・・・と笑

(きっとこの感覚は、患者あるあるだと思う!)


生きていることに感謝、仕事ができること、家族、ともだち、同志への

ありがとうの気持ち、山や花や自然にいちいち感動して、

辛いことも、悲しいことももちろんあるけれど、それを消化して栄養に

できるようにもなってきました。まだまだ時間はかかるけれど・・・

病気をして一番変わったのは、前よりも生きやすくなった。

もちろん当時はそんな流暢なこと言ってられないくらい必死だったので、

なおさら、いま、そう感じるのです。


着地地点が分からなくなってきたのでそろそろ閉めます。笑

夜、書いてるから、感情的な文章ですみません(´・_・`)



明日も、小さなことにも感動できる1日になりますように。