牛肉とごぼうのクレソン丼
今月のおすすめ野菜
クレソン
アブラナ科オランダガラシ属の野菜で、原産地はヨーロッパ中部、中央アジア。別名オランダ水がらしとも呼ばれ、英語名はウォータークレスです。オランダからやってきた辛みのある菜という意味で、オランダがらしとも呼ばれますが、本格的に日本に広まったのは、明治3~4年にフランス人宣教師が熊本県天草に持ち込んだのがきっかけです。一般的に浸透しているクレソンの名は、フランス語のCressonからきています。また、この単語には仏語で“薬効のある”という意味もあり、紀元1世紀のギリシャの書物にも、クレソンの薬効について述べられています。
皮膚や粘膜を強くし、免疫力を高める効果があるβカロテンや、血圧の上昇を抑えるカリウム、貧血予防によいとされる葉酸などが多く含まれます。さらに鉄分も多く、鉄分の吸収を助けるビタミンCも含まれるため、貧血予防には適した食材です。独特の辛味はシニグリンという物質で、抗菌作用や食欲増進効果があるといわれています。
すがすがしい風味、大根にも似た辛味が特徴で、野生のものは沼地や川辺など湿気のある場所に自生しています。クレソンはあまり日持ちしないので、保存する際は軽く湿らせた新聞紙などで包んでからポリ袋に入れ、冷蔵庫の野菜室で保存するのがおすすめ。サラダやスープにはもちろん、和風では、おひたし、和えもの、天ぷら、味噌汁などにも向いています。
材料
クレソン(ミニまたはべビー) 20g
ご飯 2膳分
ごま油 小さじ1
そぼろ - 牛挽き肉 100g
- ごぼう 1/2本
- しょうが(すりおろす) 小さじ1弱
- 砂糖 大さじ1
- みりん 大さじ1
- 醤油 大さじ2
- 酒 大さじ2
作り方
1.クレソンは水洗いして水気を切る。
2.ごぼうは縦半分に切って斜め薄切りにし、水にさらして水気を切る。
3.鍋にごま油を入れて中火で熱し、挽き肉をほぐしながら炒める。ある程度ポロポロに なったら2.を加えて炒める。
4.しょうがと残りの調味料を加え、汁気がなくなるまで混ぜながら炒める。
5.温かいご飯をボウルに入れ、4.を大さじ2杯加えてさっくり混ぜ合わせる。味をみて、好みでそぼろの量を調節する。
6.5.をお皿に盛って1.のクレソンをのせ、よく混ぜていただく。