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竹友の手仕事 taketomo works

七夕の節句 2017

2017.07.03 02:05

7月7日は七夕の節句(五節句の1つ)です。今年のお天気はどうでしょうか。

天の川をはじめて見たのは、2003年の西表島でした。星屑と時々流れ星の、満天の夜空に心洗われました。

それから時が過ぎて2012年、七夕行事は、奈良時代に入ってきた中国の牽牛(ひこぼし)と織女(おりひめ)の星祭の伝説と、宮中を中心に技芸上達を祈る乞巧奠(きっこうでん)の行事があると教わり、冷泉家の乞巧奠祭壇を再現した展示を観に行き、2015年には、「大宮八幡宮」(京王井の頭線西永福)の「乞巧奠飾り」と「雅楽の夕べ」を堪能し、「乞巧潜り」と「乞巧守り」を受けました。

昨年は、日本玩具博物館(姫路市)のちりめん細工講座研究コースで、「七夕の節句飾り 乞巧奠飾り」南尚代先生の講座を受講しました。乞巧奠飾りでは、「梶(かじ)」の葉をお飾りするということで、梶の葉袋に懐紙と五色の房をつけた飾りを習いました。

仙台に住んでいた4年間(1993 - 1997)は、旧暦の七夕の頃に仙台七夕の見事な飾りに心踊らせているばかりでしたが、このようにして七夕の行事を追いかけてみますと、現在の私がぜひともお祈りしたいことを願う大切な日となっています。

☆ 技が巧みになりますようにー。とりあえず今、海、山の幸のお供えが足りていませんが、梶の葉に五色の房と、糸、糸巻き、そして楽器(二胡と三線(撮り忘れ))を飾ります。

☆ 裁縫が上達しますようにー。梶の葉を浮かべた盥(たらい)の水に天の川(星)を映し、その灯りの上で針に糸を通して裁縫の上達を願う古くからの七夕の風習に習って。

☆ 夫婦円満でありますようにー。一年に一度の星の物語にあやかり、結婚記念日(今年15年目!)でもあるので、一応、願います。


以下の写真は、2015年7月の大宮八幡宮の様子です。


7月13日(木)「ちりめんの根付づくり体験会」を開催予定です ↓