己を磨く Vol.2
第1章 経理の仕事の基本を知ろう
「経理の役割とスケジュール」
・経理には大きく分けて3つの役割がある。
・①会社の業績や財産状況を適正につかむ役割→経理課(会計課)
・②お金の管理と調達運用、資金繰りをする役割→財務課(資金課)
・③予算をつくり、業績をあるべき方向に導く役割→予算課(企画課)
・さらには、経理部門は予算統制という役割も担うことがあります。
・日常業務では、予算重視、会計重視、税務重視のそれぞれの視点を重視しながら進められる場合が多いのです。そこから、管理会計、財務会計、税務会計の概念が生まれてきます。
・経理にとって、「お金」は重要なものです。この「お金」をコントロールすることも経理の役目です。「1円」でも帳簿と一致しないときは、どこかに誤りがあったことであり、その原因を徹底的に追求し、「1円」の重要性を身につけていきます。
・経理の業務は、大別すると「資金出納」「売上回収」「仕入支払い」「設備、投資」「原価、在庫」「開発、経費」などの実績を把握する業務と、「予算、統制」「監査」などの目標への管理業務に分かれます。
・3月決算の会社であれば、本決算作業の4月と中間決算作業の10月は繁忙期になります。
・6月の法人税納税に備えて、納税申告のための申告書の作成や、6月の株主総会に備えた計算書類、総会での問答集なども5、6月につくります。
・4月からはじまる新事業年度開始前の、2、3月は、経営計画の立案指示や調整に時間をとられます。
・毎月の定例業務で最も重要なものは、月次決算になります。経理担当者は、毎月の業績結果を月次決算報告として、予算と実績の対比分析とともに翌月中旬までに、経営陣に報告します。この報告が、経営の判断材料となります。
・実績の把握のもならず、予算に対して、あるいは前年同月に対してどのような差異があるのか、その進捗度はどうか、報告することが必要です。
(参考)経理部長が新人のために書いた経理の仕事がわかる本