赤と白。ワインに見られるその違い
赤ワインと白ワイン。お酒が好きな方もそうでない方も、ワインには赤と白があるのはご存知ですよね。そんな色の違い、どのように
作られるのかは知っていますか?単なるブドウの違いというわけでは無さそうです。今回はワイン通でなくても知っておいたらちょっと嬉しい、ワインの色の違いについてのお話です。
赤ワインと白ワイン、そもそも使われているブドウの種類が違います。
赤ワインに使用されるのは濃い色の『黒ブドウ品種』、対して白ワインを作製の際、使用されるのは『白ブドウ品種』です。
ここまでは何となく知っていた方もいたかもしれません。しかし赤ワイン、白ワインの違いはそのブドウの品種のみならず、その製造方法にもあるのです。
白ワインを作る際、ブドウの皮や種を取り除き、その絞られた果汁のみを発酵させます。この時、若い白ワインはより透明度が高く、反対に発酵させればさせるほどその色は濃くなっていきます。
対して赤ワインはブドウをそのまま皮ごと潰し、発酵させることで、その赤色がワインに移る理由になるのです。皮など全てをそのまま使用することによって、赤ワインの味の複雑さや奥行き深さを表現することができるのですね。
また、赤ワインの方が多く含まれている、と言われているポリフェノール。それは赤ワインの色素成分や独特の苦味などから来ています。その為白ワインよりもポリフェノールの含蓄量が多いのです。このポリフェノールは以前のトマトとリコピンの記事でも紹介しました、『抗酸化作用』が多く含まれているので体に良いことがわかっています。ストレスや紫外線からのダメージも抗酸化作用を利用することで除去することができ、老化や生活習慣病の原因を防ぐことができます。
いかがでしたでしょうか?飲み物がその色になるにもちゃんとした理由があるのです。この様な豆知識を知っているとちょっと得した気分になりますよね。この記事でそんな気分になって頂けたのなら幸いです。