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あらりえのカラーセラピーフード

青黄赤白黒(しょうおうひゃくびゃっこく)を押さえて料理上手に。

2017.07.06 04:00

前回は食器の色についてお話しましたが、それに引き続き今回は「食材+食器」の色の方程式【青黄赤白黒(しょうおうひゃくびゃっこく)】についてご紹介します。

なんだか呪文のようで聞き慣れない言葉ですが、この呪文を唱えることでいつもの料理がプロ級になってしまうのです!!

【青・黄色・赤・白・黒】の5色が使われている料理は、とても美しく見えると言われています。SNSやレシピサイトなどを見ていると「とてもおいしそうな料理だな~」とついつい惹きつけられてしまう写真ってありますよね?それらは、この5色がうまく使われていることが多いのです。

黄色・赤・白…かろうじて黒までは思い浮かぶ食材があると思いますが、青って…???

実はこの【青】というのは【緑】のことなのです!昔の人は緑のことを青って呼んだりしますよね?その名残が残っているのでしょう。つまりこの場合、【緑・黄色・赤・白・黒】の5色ということになります。

基本的には、メインとなるものの色に合わせて周りに飾る色を決めます。

上写真のお刺身の場合、メインカラーはお刺身の【赤】。その周りにツマや海藻の【白】、ワサビや大葉・ネギなどの葉物の【緑】、人参の【黄色(オレンジ)】、小さいですが最後に海藻の【黒】で全体を引き締めています。

この場合、メインカラーを引き立たせる(おいしく見せる)ようにサブカラーを盛り付ける必要がありますね。

とは言え、毎回5色すべての食材を使うことを意識して作るのは難しいかと思います。そんな時は、前回お話した『食器』の出番です!

例えば【黒】だけが足りない時、【黒】の食器を選ぶことで5色すべての色が揃います。前回「食器も料理の一部」というお話をしましたが、色とりどりの食器を駆使することで「なんだか物足りない」が解消され、美しい盛り付けにすることができるのです。

この知識を頭の片隅に入れておくだけで、きっとワンランク上の料理を作れるようになりますよ。料理上手は【色】をも取り入れるというわけです!