夏の雲。
2017.07.06 19:32
小学1年生のころ、友だちが飛行機に乗った時の話をしてくれました。
雲の上に不時着して、ドキドキした、と。
わたくしは興奮していくつか質問をしました。
覚えているのは以下の2つです。
・雲の上は歩けるのか?
・雲の端っこはどうなっているのか?
彼は普通に返事をしてくれました。
嘘つきやったのか、わたくしが冗談だとわかっていると思って返事をしたのか、
どっちかわかりませんが、完璧?な即答でした。
・雲の上は歩ける。が、ある程度の厚さがないと落ちてしまう。
・雲の端っこは厚さがないので落ちてしまう。
彼は、飛行機の羽の上に乗ったこともある、と話してくれました。
風の抵抗を感じながら垂直尾翼にしがみついたこともある、と。
わたくしが何を話しても信じるので、
どんどんレベルを下げていったのかもしれません。
分厚い雲を見ると、この時のことを思い出します。
彼の話がウソだとわかったのがいつのことやったか、
彼が今、何をしているのか、知りません。
でも、この時の会話だけは鮮明に覚えています。